『進撃の巨人』アッカーマン一族の意味とは?彼らはなぜ作られたのか? ※ネタバレ含む

『進撃の巨人』アッカーマン一族の意味とは?彼らはなぜ作られたのか? ※ネタバレ含む
     

考察が絡んだ漫画が大好きです。
謎解き、紐解き、伏線考察という言葉にはワクワクします!

   

日本のみならず海外からも人気の高い漫画『進撃の巨人』から、今回は巨人化学の副産物と言われている、アッカーマン一族に焦点を当ててみたいと思います。

彼らはなぜ存在するのか、その驚異的な戦闘力はなぜ生まれたものなのか彼ら一族の役割や誕生したきっかけなどを紹介&考察してみたいと思います。

『進撃の巨人』とは

手足をもがれ、餌と成り果てようと、人類は巨人に挑む!! 巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた。だが名ばかりの平和は壁を越える大巨人の出現により崩れ、絶望の戦いが始まってしまう。――震える手で、それでもあなたはページを捲る。超大作アクション誕生! これが21世紀の王道少年漫画だ!!

(C)諫山創/講談社
引用元:Comee.net

諫山創による『進撃の巨人』は、巨人の脅威にさらされた壁内人類が、生きるために戦うバトルアクション漫画です。

2009年から『別冊少年マガジン』で連載されており、今や日本を代表する作品のひとつで、小説やTVアニメ、映画やゲームなど様々なものが展開されています。

単行本は2018年1月現在、7100万部を突破している大人気作品です。

3人のアッカーマン一族

アッカーマン一族とは

アッカーマン一族で、現在生存が確認されているのは、調査兵団兵士長のリヴァイ・アッカーマンと、調査兵団兵士のミカサ・アッカーマンのみです。

また、彼らが巨人化学の副産物として誕生した一族であることは、23巻のジークの口から明かされました。

 

「そして王家の伝承のみの存在と思われていた一族 巨人化学の副産物アッカーマン一族を思わしき存在が少なくとも二人」

引用:諫山創/講談社『進撃の巨人』23巻93話

 

王による記憶の操作の影響を受けない少数一族であり、エルディア人でもマーレ人でもないまったく別の一族です。

獣の巨人であるジークさえも、二度と会いたくないと言わせるアッカーマン。
彼らには一体どんな秘密が隠されているのでしょうか。

名前が出たのは、アッカーマン頭首やケニーの祖父を初めとする10人ですが、そのなかで本作に登場した3人のアッカーマンに焦点を当てていきます。

リヴァイ・アッカーマン

リヴァイ・アッカーマンは、幼少期時代に母が亡くなってから、叔父であるケニー・アッカーマンに、地下で生きるための術を教わりました。

その後、エルヴィン団長に認められて調査兵団に入団しています。

もともと高い戦闘力がありますが、なかでもこれがアッカーマンなのかと知らしめられた描写は、20巻81話で獣の巨人と対峙したシーンでした。
あっという間に、獣の巨人のうなじからジークを引きずり出した瞬間は、まさに鳥肌もの。

リヴァイの戦闘力は、4000人の兵士に匹敵する強さなので、まさに人類最強といわれる理由も分かりますね。

ミカサ・アッカーマン

ミカサ・アッカーマンは、東洋人である母と、アッカーマン一族である父の間に生まれた寡黙な少女。

兵士100人の戦闘力に匹敵する強さがあり、失えば人類へ多大な損害が出るといわれている人物。
壁内人類のなかでは、リヴァイの次に強いとされている存在。

女型の巨人の正体がアニだと分かった8巻31話のシーンでは、通常のミカサとは違うアッカーマンを彷彿とさせる戦闘力で、ついにアニを追い詰めました。
母である「東洋人」についても明かされていないことが多いので、まだ底知れない力を秘めていると推測されます。

尚、東洋人はアッカーマン一族を同じように、王による記憶の改ざんの影響を受けない一族。
東洋人が代々受け継がなくてはならない「印」の意味も明らかになっていませんが、両族には密接な関係があるものと思われます。

ケニー・アッカーマン

ケニー・アッカーマンは、かつて憲兵隊の喉を飽きるほど掻き切っていたため、“切り裂きケニー”という異名で呼ばれていました。

リヴァイの母の兄であり、リヴァイにとっては叔父にあたります。
ウーリ・レイス(初代王)を殺害しようとした際、アッカーマン一族であると見抜かれ、謝罪を受けることに。

力を持った王が、自分みたいな下賎な相手にこうべを垂れる様を見たケニーは、この世ではウーリが一番強い、彼と対等な景色を見たいと思ったのです。
また、力さえあればアッカーマン一族が迫害されることも無く、妹・クシェルのような最期を迎えることはないと、そのまま王家の力になることを決意しました。

ウーリの侍衛となった後は立体機動部隊の隊長も務め、ウーリ亡き後もずっと王家の”犬”としてレイス家を護ってきました。

17巻のエレン奪還作戦でケニーは重傷を負い、そのまま息絶えてしまいました。

アッカーマン一族の特徴

人類を超越した強さ

リヴァイ、ミカサ、ケニーの3人を見ても分かるとおり、アッカーマン一族の特徴は高い戦闘能力です。
16巻でのリヴァイの言葉を借りて説明するとすれば、まず共通しているのはリミッター解除。

 

「ある時 突然力に目覚めたような感覚を経験したことがあるか」

引用:諫山創/講談社『進撃の巨人』16巻63話

 

ケニーにも同じ感覚があったことも述べた上で、バカみたいな力が体中に湧いてきて、何をどうすればいいのかまで分かるというもの。
これにより、訓練している通常の人間とは比較にならないほどの高い戦闘能力が発揮できるようです。

人間は無意識のうちに自分でリミッターを掛けているため、100%の力を発揮していないとよく言われていますが、火事場の馬鹿力という言葉にもあるように、無意識に力を発揮することもあります。

ただ、アッカーマン一族はそれを自由に解除することが出来るという設定なので、通常より高い戦闘力で戦うことが出来るのです。

通常の人間より体重が重い

アッカーマンの特徴のもうひとつは、体重が通常の人よりも重いということ。

リヴァイは、160cm/65kgで、ミカサはエレンと同じ身長なのに体重はエレンを上回っている170cm/68kgと、見かけではそんなに体重があるようには見えません。
ケニーでさえも、192cm/120kgという重さがあることから、通常の人間より体重が重いというのも共通していることが分かります。

尚、原作者の諫山創氏によると、意図的にリミッターを解除しているため、それに耐えうる体となるべく強靭な骨格が結成され、骨密度も高くなっているということ。

これらは下記に紹介する巨人化学の副産物と関係しているのかどうかは不明ですが、全くの無関係であるとは考えられません。

巨人化学の副産物とは?

23巻ではアッカーマン一族は「巨人化学の副産物」だと明かされました。

副産物とは、ある産物を作る過程で生まれたもののことを指しますが、アッカーマンとは何の副産物として生まれた一族なのでしょうか。

マーレでは、巨人の研究を進めている「巨人化学研究所」なるものが存在します。

そこでかつて、人為的に巨人を生み出す過程で生まれたのがアッカーマンだと推測されます。
よって、人間でありながら巨人の力を継承している、特異な人種ではないでしょうか。

巨人を人間の大きさにまで縮小すれば、おのずと骨密度が上がるし、体重も通常より重いのも納得がいきます。
ある意味、巨人をも上回る最強の人種といっても過言ではありません。
ジークが二度と会いたくないという理由も分かるような気がしますね。

また、マーレでもアッカーマンが最強の人類であることも分かっていて、ジークのみならず、マーレでは恐れられている存在として知られているようです。

やはり、アッカーマンは壁内で生まれた一族ではなく、遠い昔マーレの巨人研究で生まれた副産物だったのではないかと考えられます。

まとめ

まだまだ謎に包まれたことが多い『進撃の巨人』ですが、同じアッカーマンとして、リヴァイとミカサの関係も気になるところ。

また、どのような形で副産物として生まれてきたのか、なぜあれほどまで高い戦闘力があるのか、もっと掘り下げて知りたいところですが、今はまだ明かされる情報を待つばかりですね。

 

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