恋愛は100人いれば100通り!?恋愛に悩む男女に送る不屈のバイブル『恋愛的瞬間』の主人公、ハルタの恋愛とは

恋愛は100人いれば100通り!?恋愛に悩む男女に送る不屈のバイブル『恋愛的瞬間』の主人公、ハルタの恋愛とは
     

大学卒業以降職を転々としたが、幼い頃から三度のメシより本が好きなことを思い出し、自分には物書きしかないと一念発起。
現在はフリーライターとしてひた走る。
漫画は少女漫画を中心にオールジャンル読むが、闇が深いものとミステリー要素があるものが考察しがいがあって好き。

最近、恋愛はされてますか?

出会いが少ないからできていないという方や、定期的に連絡している人はいるけれども付き合っているのかはわからないという方、中には人には言えないような恋愛をしているという方もいらっしゃると思います。

恋愛に対してなんとなく「これでいいのかな」と思ってらっしゃる方のために、吉野朔美の漫画『恋愛的瞬間』をご紹介します。

「100人いれば100通りの恋愛がある」と説く、幸せになるための恋愛心理学のオムニバスストーリー。

今回は主人公ハルタの恋愛についても考察していきます。

『恋愛的瞬間』はどんな作品?

「すべての幸福は恋愛的瞬間から始まる」という、心理学博士・森依四月。彼の恋愛クリニックを訪れる患者は、皆風変わりで…。

(C)吉野朔実/小学館
引用元:Comee.net

『恋愛的瞬間』は吉野朔美が1996年から1997年にかけて連載していた漫画です。

ずいぶん昔の作品と思われるかもしれませんが、絵もストーリーもいつの時代にも通用する、古さを感じさせない作品です。

主人公の“治田羽左吉(はるたうさきち)”が大学に入学したところから物語はスタート。
友人と交流を深め、恋愛心理学科の教授の“森衣四月(もりえしがつ)”の運営する恋愛クリニックでバイトを始めます。

一話完結型の作品で、毎回ハルタの大学の学生やクリニックに相談に来る患者の多種多様な恋愛が描かれ、森衣教授のクールで現実的なアドバイスが聞ける恋愛心理学講座です。

主人公・ハルタの恋愛

主人公ハルタの恋愛をご紹介します。
大学に入学したばかりのハルタは、自分に興味を示す女子には目もくれず、ひたすらに自分の理想の彼女を求めます。

ハルタの理想の恋愛とは

ハルタの理想の恋愛は、出会った瞬間にお互いに運命を感じて恋に落ちること。

ハルタにとって女友達と恋愛の差ははっきりとしており、笑いを求めるのが女友達で、ハルタの中で唯一の女子と感じられる人が恋愛の対象者です。

ハルタの求める恋人は出会った瞬間から恋人なのです。

ハルタの恋愛の現実

ハルタの理想の恋愛はもちろん奇跡に等しいです。

大学で理想の女子“如月遊馬(きさらぎあすま)”を見つけますが、ハルタの行動は遊馬を遠巻きで見つめるだけで、自分の存在を知られることなく、彼女の情報だけがハルタの中に集まっていきます。

ハルタはデートの計画を立て、下見に行くまでになりますが、「2人での恋愛」を現実的に考えてしまったことで、それが実現不可能だと痛感します。

ハルタは、自分の理想の恋愛には、それを実現できない自分自身の存在が邪魔だということを悟ってしまいます。

ハルタの恋愛的瞬間はいつだったのか?

ハルタの行動は一歩間違えればストーカーにすらなりかねませんが、遊馬の世界の中に自分という存在がいないことを悟ったハルタは、「なぜ自分だけが運命の相手を見つけ、遊馬はそれに気づかないのか」自問自答します。

そして、自分がなぜ遊馬を欲しがるのか、「それを知りたい」という欲求が最高潮に達したとき、ハルタは「恋人になりませんか、俺の」と突然告白をします。

自己紹介の前に突然告白をするなんて、普通では考えられない行動ですが、ハルタの「恋愛的瞬間」はこの時点と考えられます。

つまり、自分の理想ばかりを追い求め、ハルタの中だけの情報としての「架空の遊馬」から離れ、現実の遊馬に向き合い、現実の、本物の遊馬を知ろうとした瞬間が、本当の意味でのハルタの恋愛の始まりです。

好きな人に自分の理想を押し付けてしまった経験は、多かれ少なかれ誰にでもあるのではないでしょうか?

それはもしかすると自己中心的な恋愛かもしれません。

ハルタのように相手を現実にいる自分とは別の個人として認め、真っ向から向き合うことで、「相手を思い合った恋愛」ができるのかもしれません。

まとめ

今回は吉野朔美の漫画『恋愛的瞬間』をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?

『恋愛的瞬間』では、他にも「自分が傷つかないためにくだらない男と付き合い続ける女性」や、「好きになった女の子の彼氏を寝取って自分を満足させる女性」、「リストカットを繰り返し続ける元カノと離れられない男性」、「同時に7人の女性と関係を持ち続けていた男性」など、様々な恋愛をしている全部で20人の男女の恋愛ストーリーが描かれています。

森衣先生の名言も心に響く、ハッとさせられるものばかりです。

普段「こんな恋愛を続けていていいのかな?」「これって恋愛なのかな?」と考えてらっしゃる方はぜひ読んでみてください!

 

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