音楽マンガに新しい風を吹き込む! 冬目景の『空電ノイズの姫君』の紹介!

音楽マンガに新しい風を吹き込む! 冬目景の『空電ノイズの姫君』の紹介!
     

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皆さんは学生の時、何かに熱中するものはありましたか?

音楽は今も昔も若者が熱中する趣味として根強い人気があります。
若者が音楽やバンドに熱中し、プロを目指す漫画作品も多く、人気のあるジャンルの1つです。

今回は代表作『羊のうた』などの人気作品を多く手がけている、冬目景の新作『空電ノイズの姫君』を紹介していきます。

本作のあらすじと見どころ紹介!

ミュージシャンの父と二人暮らしの女子高生・磨音。一人でいることが好きな磨音は、父の影響もあってかギター演奏が大好き。ある日、朝早く登校すると、教室からは美しい歌声が。見ると、美少女が歌を歌っていた。その美少女、転校生の夜祈子と次第に仲良くなる磨音。ある日、磨音はプロのバンドをめざし、ギターを探している大学生・高瀬たちと出会うが!?

(C)TOUME KEI, GENTOSHA COMICS 2017
引用元:Comee.net

2人の女の子が音楽の世界へと足を踏み入れる!

本作はぴょんぴょん跳ねた癖っ毛がかわいらしい“保坂麿音”と、長くてストレートな黒髪が美しい転校生“支倉夜祈子”の2人の物語です。

ある朝、麿音がいつものように一番乗りで教室に入ろうとすると、部屋の中からきれいな歌声が聞こえてきます。
その歌声の持ち主こそが、転校してきた夜祈子でした。

麿音は特にハブられているわけでもないものの、いつも1人でいました。
そのことに興味を持った夜祈子は、徐々に仲良くなっていきます。
そして古いロックが好き、という共通点を発見し、さらに距離を縮めていきます。

特に夜祈子が好きなのが、伝説とも称されている『THE AMBER JACK』というバンドでした。
実は麿音はそのバンドのギタリストだった『TAKUMI』こと“保坂拓海”の娘だったのです。
幼い頃からギターに触っていた影響もあり、卓越したギターテクを持つ麿音は音楽の道へと足を踏み入れていきます。

解散間近のバンドを救え!

<麿音が拓海の知り合いに紹介されたのが『アルタゴ』というバンドのメンバーである“高瀬”と“日野”でした。
ボーカル兼ギターのメンバーがいなくなってしまい、困っていたところに紹介されたのが麿音です。
天然で電池が切れたようにすぐに寝てしまうなど、自由奔放な高瀬に戸惑いながらも、麿音は交流を深めていきます。
一方、夜祈子は周囲には歌の道に進むことも勧められますが、目立つことが嫌いなために色々と考えている模様です。
音楽の道を進み始めた麿音と、その道に進むか迷う夜祈子、この2人の音はどのようなものになるのでしょうか?

冬目景のキャラクターデザインに注目!

作者の冬目景は『羊のうた』など多くの作品を発表している漫画家ですが、何と言ってもキャラクターデザインが可愛らしい!
特に黒髪ロングの女性にこだわりが強く、美しさの中に気だかさを感じさせるデザインになっています。

また、本作の麿音のように癖っ毛の女の子も魅力に溢れています!
どちらかというと黒髪のキャラクターが妖艶で静かな色気を感じさせる一方、癖っ毛やショートカットの女の子は元気はつらつな女の子が多いです。

読んでいて微笑ましい、そのキュートな姿にメロメロになること間違い無し!
特に本作では元気いっぱいの麿音と、妖艶で大人の色気を感じさせる夜祈子の2人がその特徴を受けています。

夢と希望と厳しさと

麿音も保坂も日野も、音楽が大好きで将来はプロの世界へ進みたいと考えています。
元々アルタゴは抜けてしまったギターボーカルのメンバーが有名なバンドでした。
残った保坂、日野は決して上手とはいえず、麿音もギターテクはあるとはいえ、まだステージに立ったこともない素人の女の子です。
どうしても実力や、思い通りの音にならない悔しさに身を焦がしながら、物語は進んでいきます。

みんな音楽が好き。
だけれど、それで食べていけるのは一握りである。

そんな夢と希望に溢れながらも、厳しい世界であることをしっかりと描いた作品です。

まとめ

いかがでしたか?

高校生が楽器を手にバンドを作る、というのは多くの成長を遂げる一方で、社会の厳しさを思い知ることも多いでしょう。
その初めて経験する困難に直面しながらも、試行錯誤を重ねていく様に思わずエールを送りたくなります。

まだ既刊が2巻と短い作品ですが、これからどのようにアルタゴや2人が成長していくのか楽しみな作品です。

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