うざいけど男らしい先輩が気になってしょうがない 『先輩がうざい後輩の話』

うざいけど男らしい先輩が気になってしょうがない 『先輩がうざい後輩の話』
     

サブカルクソ研究者。
英文学・言語学・メディア記号論を専攻。
新聞社を退職後、翻訳補助を通じて総合文化研究に携わるも、中の人がどオタクであった為に、研究対象は漫画、アニメ、ゲーム等に限られる。Twitter→@semiotics_labo

 

まずはこちらの表紙をご覧下さい。

 

引用元:Comee.net

先輩らしき男性が、後輩らしき女性の頭を撫で、それを心底うざがって肘で跳ねのけようとするも、男性は意に介さず大口で笑っている。

2人の立場や身長差が、一目で分かりますね。
「うざい」の台詞がタイトルに被さるレイアウトが秀逸な、ついつい手に取って読んでみたくなる漫画『先輩がうざい後輩の話』を、今回はご紹介していきます。

『先輩がうざい後輩の話』のご紹介

Twitterで大評判に

この漫画がTwitterで投稿されたのは、2017年の9月18日。

 

 

現在までに17万RT、41万いいねという、驚異的なシェア数で一躍話題となります。
1巻のあとがきでは、作者のしろまんたさん(@mashiron1020)がその時の様子を、

通知がえらいことになってるーーー?!

と、サイヤ人の戦闘力をスカウターで測ったかのような感想で振り返っています。

2017年は、Web漫画が大隆盛を迎えた元年と言って良いでしょう。
雑誌媒体であったら編集会議を通っていなかったであろうと言われる『こぐまのケーキ屋さん』をはじめ、ネットを媒体とする作品が、出版社不要論まで飛び出すくらいの勢いで次々とヒットしていきました。

『先輩がうざい後輩の話』もヒット作のうちの1つ。
2018年3月28日に、最初の投稿からわずか半年で単行本化されます。

いったいなぜ、ここまで高い人気を集めたのでしょうか。

先輩・後輩コンビの2人から理由を探ってみます。

武田先輩はこんな人

先輩こと”武田晴海”は、後輩こと”五十嵐双葉”の教育係・兼引き立て役。
現実にこんな人いそう、もしくはいたらいいなと思わせる役割を担っています。

一言で言えば「ナイト様」です。
老けてますけど。

武田先輩の人柄がよく分かるのが、第3話のこのエピソードですね。

 

 

 

 

 

 

ちなみに紅白帯は、有段者が持つ黒帯よりも上のやつです。
オリンピック出れるんちゃう?

ガタイが大きく、豪快で、男らしくて頼りがいのある、面倒見の良い先輩で、背が小さい五十嵐ちゃんと絡ませる事で、デリカシーの無さが個性として強調されています。

五十嵐ちゃんはこんな人

五十嵐双葉ちゃんは、武田先輩の後輩女子。
見た目中学生で、貧乳で、ツンデレで、実は甘えん坊という、漫画的なキャラをこれでもかというくらい立てている、フィクション面での面白さを伝える役割です。

五十嵐ちゃん可愛いを堪能して頂く為、第5話のエピソードを見てみましょう。

 

 

 

 

 

 

五十嵐ちゃんの反応を見て楽しむのが正解です。

武田先輩との凸凹コンビは、五十嵐ちゃんが居なければが成立しません。
何とも絶妙なさじ加減で2人の関係が保たれている為、武田先輩は面倒見の良さを発揮するだけで、五十嵐ちゃんがうざがる反応を引き出してくれます。

すなわち、

五十嵐ちゃんのキャラ

武田先輩の共感性

この2つが相まった、Web媒体に発表するお手本のような漫画だと言えます。
そりゃあヒットもするでしょうよ。

身長差のある凸凹コンビ

作者・しろまんたの作品には、ほとんど全てに可愛い女の子が登場します。
『かとうちゃん』が代表的なキャラなんですが、この子には相方が居ないので、1人でどうにか物語を動かそうとしています。

『先輩がうざい後輩の話』も、五十嵐ちゃん1人だったら同僚にツンツンするだけのキャラになっていたでしょうし、武田先輩1人だったら単に仕事の出来る人の話になっていたでしょう。

身長差のある凸凹コンビの2人だからこそ、五十嵐ちゃんは先輩のうざさを、武田先輩は後輩の可愛い所を際立たせ、漫画を面白くしているのだと思います。

お互いが気になる甘々な2人の行く末から目が離せませんね。

まとめ

甘い先輩後輩の関係、いかがでしたか?

現在発売されている単行本1巻には20話までが収録されていて、この続きはTwitterpixivで無料公開されています。
続きが読みたい方は、是非アクセスしてみて下さい。

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