1996年から『月刊少年ガンガン』にて連載されていた金田一蓮十郎による『ジャングルはいつもハレのちグゥ』。
10巻まで発売後は作品タイトルを『ハレグゥ』に変えて連載されました。
不思議で人間離れしたヒロイン、”グゥ”が毎回トラブルを呼び起こすギャグマンガで、小難しいことを考えずに読んで笑い飛ばせる作品。
シュールコメディと呼ばれる本作の魅力を紹介します!
あらすじ
ハレの苦悩はここから始まった…。
(C)Renjuro Kindaichi/SQUARE ENIX
引用元:Comee.net
ジャングルに住む少年”ハレ”の元に、グゥという少女が居候としてやってきます。
グゥはとても可憐で、ハレはその日可愛らしい彼女にドキドキしながら眠りにつきます。
しかし翌日目が覚めてみると、グゥの顔も態度も豹変し、かわいらしさなどなくなって仏頂面で毒舌家な少女がいました(笑)
ハレはグゥの異常な豹変に驚きますが、脳天気な母親は気にしていなかったので、グゥを連れて学校に向かいます。
ここからハレがグゥに振り回される日常が始まります!
“グゥ”の異常性が面白い
グゥの正体は不明ですが、普通の人間ではありません。
ハレと出会った初日は気合いを入れて良い子ぶっていただけなのですが、顔の豹変が演技でできるレベルじゃないので、ハレは別人になったのではと思うほど混乱します。
学校で料理の授業のときは、グゥは包丁で誤って自分の腕をスライスし(流血表現なし)、輪切りになった自分の手を食べて切られた腕が再生するというとんでもないことをしでかします。
次々と普通の人間ではあり得ない、超常現象を起こしている彼女のおかしさにハレだけが気付くのですが、ジャングルに住む他のみんなは何故かグゥの異常性になかなか気付かず、ハレだけが振り回されるのが面白いです!
グゥ自身も一緒に住むハレに様々ないたずらやちょっかいをかけて楽しんでおり、ハレとグゥの漫才のようなやり取りが本作の最大の魅力です。
舞台がジャングルという珍しさ
ハレたちはジャングルの集落に住んでおり、子供は学校に通って、大人は狩りなどで生活しています。
集落には人が少ないのでみんな顔見知りであり、年齢差をあまり気にしない家族ぐるみの交流を取っています。舞台がジャングルというのは珍しいものですよね。
また、物語が進むとハレたちが都会に行くことがあります。
ハレの母親”ウェダ”は元々都会出身のお嬢様であり、ハレを身ごもってから家出してジャングルにやってきました。
実家の使用人たちに都会に帰ってくるようにお願いされ、ウェダはハレとグゥを連れて都会の実家に帰ることを決意します。
しばらく都会に滞在するため、ハレは都会の学校に転校することになり、新しいキャラクターたちも多く登場します。都会編も新鮮味があって面白いですよ。
感動できるお話もあり
本作はギャグマンガではありますが、時折感動できるエピソードもあります。
ウェダは普段はとても明るくて快活な女性ですが、実は少年誌にしてはかなりエグい、悲しい過去を背負っています。
ウェダたちが都会に帰った際は、しばらく実家で滞在することとなりますが、ハレとグゥがいつもの漫才を繰り広げる裏で、彼女の悩みと過去も描かれていきます。
コメディの中にたまに入るシリアスが良いスパイスとなっており、不意に泣かせられることもあると思います!
まとめ
人間離れしたグゥと、それに振り回される常識人のハレ。二人の掛け合いはツボにはまるほど面白いので是非読んでみて下さい!
第二部である『ハレグゥ』は、都会編の比率が高くなっているものの、作風に大きな変化はありません。本作を読み終えたら続けて読むことをオススメします!
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