チャーミングな犬と不遜な猫の違いを描く 『犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい』がこんなに面白い

チャーミングな犬と不遜な猫の違いを描く 『犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい』がこんなに面白い
     

サブカルクソ研究者。
英文学・言語学・メディア記号論を専攻。
新聞社を退職後、翻訳補助を通じて総合文化研究に携わるも、中の人がどオタクであった為に、研究対象は漫画、アニメ、ゲーム等に限られる。Twitter→@semiotics_labo

   

 

『ほんとにあった!霊媒先生』や『さばげぶっ!』で知られる、松本ひで吉さんの新作漫画『犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい』がついに単行本化されました。

 

 

ペットエッセイは数あれど、犬と猫の両方を扱いTwitterで人気に。

今回はこの漫画をおすすめとしてご紹介していきます。

犬と猫の違いが面白い

犬パートで惹きつけ、猫パートでオチをつける

『犬と猫どっちも飼ってると毎日楽しい』は、漫画の基本とされる起承転結を、犬と猫のエピソードの中に盛り込んでおり、

犬パート:起→承
猫パート:転→結

無邪気で可愛い犬に癒された後、猫の傍若無人ぶりで落とす、というのがお決まりの構成になっています。

『霊媒先生』をご存知の皆様ならお分かりでしょうが、作者・松本ひで吉さんは4コマ漫画でデビューされた頃から猫をネタにしている、結びの面白さに定評のある方で、それがペットエッセイでもいかんなく発揮されているのです。

2017年2月5日の最初の投稿から、もう面白い。

 

見て下さい。

キラッキラした目で見つめる愛くるしい犬の後の、
猫のふてぶてしい顔を。

実写の猫の横顔がふてぶてしさを際立たせていますね。
猫サマ強い。

犬派と猫派がどっちも共感するネタ

『犬と猫どっちも飼ってると』には、犬派と猫派、両方の人達が「あるある」と共感しそうなペットネタも満載です。

【犬あるある】
・犬がおさんぽ紐に触れた音だけでダッシュで駆け寄ってくる
・1週間ぶりに帰宅したら玄関の扉の向こうから犬の鳴き声がする
・犬は叱った後の落ち込み方も凄い

【猫あるある】
・猫がパソコンのキーボードの上で寝る
・尻尾を振る猫をネットで調べたらイライラしてる仕草だった
・猫が気まぐれに寄ってくると我が身が不安になる

などなど。

犬と猫のネタをどっちも扱っているので、共感の幅も広く、更新されるごとに一瞬で10,000RT以上されるほどの人気っぷり。

その他のエピソードは、6月13日発売の1巻に収録されています。
是非手に取ってみて下さい。

 

引用元:Comee.net

まとめ

『犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい』のご紹介、いかがでしたか。
4コマ漫画のような起承転結をばっちり押さえてありますから、ペットを飼われていない人でも楽しめる作品です。

Twitterで随時更新されておりますので、作者のアカウント(@hidekiccan)をフォローしておくと気になる続きがチェック出来ますよ。

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