こんなに面白いのに知らないの!?90年代名作『GS美神 極楽大作戦!!』を知ろう!

こんなに面白いのに知らないの!?90年代名作『GS美神 極楽大作戦!!』を知ろう!
     

考察が絡んだ漫画が大好きです。
謎解き、紐解き、伏線考察という言葉にはワクワクします!

   

筆者が90年代最強と信じて疑わない『GS美神 極楽大作戦!!』。

懐かしのアニメが映像化などで再注目される機会も増えてきた中、次にくるのは絶対にこれだ! と思える一押し作品です。

本当に面白いので騙されたと思ってぜひ読んで欲しい名作『GS美神 極楽大作戦!!』を紹介します。

漫画『GS美神 極楽大作戦!!』の作品紹介

今や除霊は最先端のビジネス。もはやこの日本に幽霊を住まわせる土地などないのだ。経済活動を妨害する悪霊たちを退治する、それが「ゴーストスイーパー」の仕事である。横島忠夫は、そのゴーストスイーパーの一員だ。美神除霊事務所の所長である美神令子をサポートし、さまざまな現場に出向く――。ナイスバディーの霊能力者・美神令子は、凄腕の除霊師。今日もアコギに稼ぎます!!

(C)椎名高志/小学館
引用元:Comee.net

椎名高志先生による『GS美神 極楽大作戦!!』は、1991年から1999年まで『週刊少年サンデー』で連載されました。

GSはゴーストスイーパーの略で、除霊などをメインとした職業です。
バブリーな風貌の敏腕GS美神と、愉快な助手達が活躍する、痛快オカルトコメディです。

美神除霊事務所の主な登場人物

ワンレンボディコンがトレードマーク・美神令子

引用元:Comee.net

20歳の若さで、美神除霊事務所をかまえる敏腕所長ですが、とにかくお金が大好きでアコギな性格。
お金が絡むと精神が崩壊してしまうこともあるほどです。

しかし、作者の曰く、美神は「お金が好きなわけではなく、お金を力に変えて相手を屈服させるのが好き」。
金に物を言わせてどえらい武器を持ち、時には卑怯な手も厭わない。

負けず嫌いで勝気な性格も、恋愛にはウブな一面を見せます。
敵味方問わず傲慢性悪冷酷と認識されていますが、なんだかんだ味方からは信頼を寄せられています。

見た目は、ワンレンヘアーの超ド派手なバブリーねーちゃんで、衣装は基本ボディコンスタイル。
正月に餅を食っちゃ寝しようが崩れない、ナイスプロポーションの持ち主です。

しかし、ゴーストスイーパーの腕は本物で、世界で5本の指に入るほどの実力をもっています。
うっかりミスで窮地に立たされることもありますが、持ち前の行動力とそれに伴う実力で結果はいつもオーライです。

多額の報酬と引き換えに、どんな仕事でも、たとえ相手がヤクザだろうと基本は受けるスタンス。
雨で仕事を延期するなど自由ですが、それ以上に大きな仕事が舞い込んでくる気がするといってその通りになるなど、勘が鋭く運までも完全に彼女の味方なのです。

そんな美神は前世が魔族で、その時の因縁によって時を越えた現世で狙われることになります。
薄給でアルバイトに雇った横島が、GSとして急成長することで少なからず認めていると同時に、自身で認めたくはないが好意も持っているようです。

スケベな高校生アルバイト・横島忠夫

引用元:Comee.net

美神が事務所を立ち上げた時、アルバイト募集の張り紙を張り出している美神の色気にひかれ、その場で応募した高校生。
諦めてもらうため美神が時給250円だと言ったにも関わらず、使ってくださいおねー様といったツワモノ。
時給はのちに255円にアップしました。

とにかくスケベで、美神の入浴には必ず覗きにいくなど、来ないと逆に不審がられるほど定着しています。
ある時、手錠の鍵を外そうとしても中々うまくいかなかったのに、よからぬ妄想を膨らませ集中していると外れているという特技を見つけることも。

実は、そのスケベが力の源になっているようで、本人も美神でもわからなかった素質を、知り合いの竜神・小龍姫によって見抜かれ才能が開花しました。
その後はGSとして、見習いながらも着々と力をつけていき美神からも認められ、仕事を任されたり頼りにされたりもする変わりぶり。
相手によっては、主戦力として支え、場合によっては美神を超えることもあります。
当初から考えて一番化けたキャラクターでしょう。

しかし霊能力の根源は煩悩であるため、シリアスになると力は半減。
まったく使い物にならなくなる非シリアスなキャラクター。
そのため、力を使う時は女性、主に美神相手に悶々としています。

本人は気づいていないですが、意外とモテモテ、しかしみんな口にしないのでわからずじまいなのが残念です。

モノノケに好かれやすい体質で、よく囮に使われたり、人質として連れて行かれたりするなど、損な役を担っています。

有り余る体力で、美神にコキ使われてもピンピンしているほど。
ピンチになっても、どうにかなってしまうあたり、だいぶ悪運は強そうです。

幽霊だけど立派な助手・おキヌちゃん

引用元:Comee.net

物語序盤、美神と横島が除霊にやってきた温泉地で出会った幽霊。
昔人柱となって死んだ少女で、山の神になりきれず代わりを探し、横島に目をつけるも失敗してしまう、ちょっとドジなキャラクターです。

その後、美神によって山の神の任から解放され、成仏の仕方を忘れたため現世に残留。
日給30円で、美神に依頼する自身の除霊報酬分を稼ぐために助手として働くことになります。

見た目は若いけれど、幽霊としてのスキルはそこらの幽霊より上で、幽霊は通常人の目に見えることはない設定にもかかわらず、おキヌちゃんだけは霊能者以外の一般人にもごく自然に見えています。
優しく素直で真面目、人柄もいい事からみんなに慕われています。

物語中盤では、おキヌちゃんの冷凍保存された体が発見されます。
その後、霊体は体へ戻され、300年の時を経て人間に戻れることになりました。
その際、今までの記憶を失くすも、すぐに思い出し、美神除霊事務所で正式に生活することになりました。
ふとしたきっかけを元に、幽霊だった頃の記憶のおかげでもあり、幽霊を諭し導くことのできるネクロマンサー使いの才能を開花させました。

生き返った後の生活は、美神の勧めでGS学校に通います。
かつて美神も通っていたGS学校では、霊能力をもった学生達がGSになるべく学ぶ専門学校で、ネクロマンサー使いのおキヌちゃんもここで力の使い方などを学びます。
雰囲気は普通の女子高のようなもので、友人もできて少女時代をやり直しています。

事務所の家庭的な面はすべて担当、美神、横島は片付けがまともにできないため、おキヌちゃんがいないと事務所が荒れてしまうほど。
横島をシバく美神のクッション的な役割でもある、重要なキャラクターです。

世界観、物語ってどんな感じ?

時給255円のアルバイトの思いがけない素質

当初は、大量の荷物を持たされたり、対モノノケの囮として使われていた横島。
底なしの体力に、シバかれてもシバかれまくっても怯まないタフさをもちます。
しかしそれにしては安すぎる賃金。
そんな彼の素質は実は序盤にちらっと描かれていました。

仕事中に妖怪に襲われ、死ぬぐらいならいっそ! と、美神の後ろからおっぱいをガシッっと掴みます。
そのせいかどうか、美神のパワーと相乗されて妖怪を倒すことができたのです。
きっと読み流してしまう、気付いたとしても誰もがきっとまぐれだと思ったことでしょう。その後GSとして役に立つなんて、きっと誰もが予想し得なかった方向だったと思います。

開花するきっかけは知り合いの竜神・小龍姫からの美神への依頼でした。
GS資格を取得するべく、各地から霊能力に自信のある者が集まってくるGS試験。
このGS試験へ悪魔の手先になった人間が、試験を受けにやってくるのです。
依頼は美神達にその人間を突き止めてGS資格取得を阻止してほしいとのことでした。
そこで美神たちが試験生として潜入するのですが、横島の素質に気付いていた小龍姫は横島に、きっかけになるよう力を授け試験を受けさせるよう進めました。

無事GS試験を突破した横島は、美神除霊事務所でも簡単な仕事を任されることになりました。
『GS美神 極楽大作戦!!』での最大の敵、アシュタロス編では、成長期のピークを過ぎた美神よりも、今が成長の横島の方が勝機を見出す鍵となり大活躍します。
しかし、横島にしては珍しいシリアスな展開になるとパワーが出ずに、煩悩を炸裂させるしかないのでカッコイイのかカッコ悪いのか…なんともブレないキャラですね。

そして実はこの素質、横島の過去にも関係しているのかも知れません。

美神の過去、祖先はなんと○○!?

ある日美神を狙いに魔族がやってきたことで、なぜ美神が狙われるのか、その調査のため神族の調査官・ヒャクメがやってきました。
過去にヒントを得ていたヒャクメは、美神の過去へとタイムスリップします。

そこは、平安京。
まず見つけたのは、横島の前世でした。
陰陽師としては、いい腕をもっているが、やっぱりスケベ。
そこへやってきたセクシーな魔物こそが美神の前世だったのです。
人間の魂を集めるために、魔族に作り出された使い魔の魔物で、経験が浅く魂をとる為にやってきたはずの前世の横島に恋をしてしまいます。

横島と美神の以外な共通点が過去にあったこともうれしいですが、祖先が魔族ということもただものではない感じがまた美神らしくていいですね。
しかし、この過去の出来事がきっかけで現世で追われることになる、アシュタロス編に続きます。

『GS美神 極楽大作戦!!』の見どころ

かなり個性的なキャラクターが多く登場しますが、個々のキャラクターがそれぞれ際立っているのに、しっかり調和がとれています。
ストーリーは、美神除霊事務所がメインですが、そこへ介入してくる敵味方問わず妖怪、神、悪魔、などわちゃわちゃした雰囲気も、読んでて羨ましくなるほど楽しそうです。

基本は短編ストーリーですが、所々に長編を挟んで、GS仲間が集合して戦うシーンは、不思議とわくわくしてきます。
過去だったり、未来だったり、いろんな幅で見せてくれるので、作品の中のキャラクターのことが大好きになる、という表現が一番近い気がします。
そのため、キャラクターがわかっていればどこから読んでも面白いのです。
複雑なストーリーはないので、とっても読みやすい作品です。

まとめ

美神の潔さだったり金に物言わせた何でもあり感、そんなのでも腕がいい。
そんなところが、読んでてスカッとします。

恋愛要素も入っているのに、なぜか重さを感じさせず、もやもやもさせません。
ハイレグだったりデニムにバンダナなど、服装や背景に時代を感じますが、世代の方には懐かしく、若い方には逆に興味を引く漫画なのではないでしょうか。

2016年には、25周年記念の展覧会が開かれるなど、何年経っても愛されている作品ですので、とてもおすすめですよ!

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