主人公と貧乏神の関係性の変化が面白い!『貧乏神が!』

主人公と貧乏神の関係性の変化が面白い!『貧乏神が!』
     

自分のブログhttp://www.kujoyugo.com/)で漫画考察記事を書いています。
子供の頃からたくさんの漫画を読み漁ってきて、コミックスの買いすぎで実家は漫画喫茶状態でした。
同じ漫画好きであるみなさんのお役に立てる記事を書いていきます!

2008年から2013年まで『ジャンプスクエア』にて連載された『貧乏神が!』。

ジャンルはシュールギャグだったりバトルアクションだったりハートフルコメディだったりとごちゃ混ぜになった漫画です(笑)

現実離れするほどの超幸運な主人公と、その主人公の幸福エナジーを吸い取りにきた貧乏神の二人が色んな騒動を引き起こす作品。

主人公と貧乏神は犬猿の仲ですが、物語が進むにつれてその関係性に変化が生じていくのが本作の見所です!

 

あらすじ

人並外れた強運で、努力とは無縁の人生を歩んできた幸運少女・桜市子。しかし膨大な運気を持つ彼女は、人間界の「運」のバランスをどえらく乱していた! 世界の均衡を保つべく、貧乏神の紅葉が市子にとり憑いた!!

(C)助野嘉昭/集英社
引用元:Comee.net

主人公の桜 市子は容姿端麗、頭脳明晰、運動神経抜群、無病息災とあらゆる幸運に恵まれた女子高生。

人間を幸福にする幸福エナジーが生まれつき異常なほど高く、更に周囲の幸福エナジーを吸い取ってしまうという特異体質を持つことが幸運の原因でした。

世の中のバランスを正すため、貧乏神・ 紅葉が市子の幸福エナジーを吸い取りに人間界にやってきます。

高飛車で嫌味な主人公

市子は生まれたときから全てにおいて恵まれていたため、とんでもなく高飛車で性格の悪い子に育ってしまいました。
他人が自分に嫉妬している姿を見るのが楽しいと感じるほど歪んでおり、周囲の幸福エナジーを吸い取るという事実を知っても、周囲の人など知ったことではないと思って幸福エナジーを渡すことを拒否します。

そんな性格もあって、クラスメイトの男子からは好かれて、女子からは嫌われるという極端な人間関係を築いています。
ただ本人は嫉妬されていることを喜んでいる様子。

常に他人を見下して生きており、およそ主人公には相応しくない嫌な奴だと思います(笑)

主人公の天敵である貧乏神

貧乏神の紅葉はもう一人の主人公のようなもの。
超ネガティブなのにいきなりテンションが高くなることがある不安定な性格。
市子とは真逆に、災いをもたらす不幸エナジーがものすごく高いという、まさに貧乏神といったキャラです。

市子の幸福エナジーを吸い取ることが使命ですが、強引に奪おうとしても彼女の幸運の高さで阻まれなかなか奪うことができません。

市子の隙を作るためにたびたび彼女の周囲で嫌がらせをするトラブルメーカーとなり、市子にとって天敵とも言える存在となります。
市子と紅葉は敵同士みたいなものですが、幸福エナジーを巡って騒動を起こす二人は漫才のような面白さがあり、本作の魅力の一つでもあります!

二人の関係性の変化が見所

市子は性格が悪く自らも露悪的に振る舞っていますが、彼女が歪んだのは家庭環境と過去の友人とのトラウマが原因でした。

根は良い子であり、友達に裏切られるのが怖いから他人に心を開こうとしていないだけ。
露悪的に振る舞うのも、他人からの嫉妬などで傷ついていないと自分に嘘を吐くためでした。

市子の本質を見抜いた紅葉は、市子に嫌がらせをしているだけのように見えつつも、彼女が正しい人間として変わっていけるように導いていきます。
紅葉や他のクラスメイトたちのお陰で市子も徐々に心を開き、自分勝手な性格から他人思いの本来の性格に戻っていきます。
紅葉が自分のために動いてくれていることは分かっており、憎々しく思いながらも感謝の気持ちを持つなど、お互いのことを認めるようになります。

ただの天敵から徐々にライバル、ライバルから相棒へと関係性が変化していく過程が丁寧で、二人の友情が育まれていくのが微笑ましく感じます!

まとめ

コメディ要素の強い作品ですが、市子の成長や紅葉との友情は泣かされるシーンも多く、読んでいて心が温かくなる作品です。

市子と紅葉の関係性の変化に注目して読むと一層面白いと思いますよ!

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