【インタビュー】SNSで大人気!『オタク女と男子高生』有村唯先生の作品の魅力に迫る!

【インタビュー】SNSで大人気!『オタク女と男子高生』有村唯先生の作品の魅力に迫る!
     
元少女漫画大好き芸人。
少女漫画歴22年、生涯で10000冊以上、5000作品以上の少女漫画を読んでいます。
男りぼんっ子です。男目線で少女漫画の魅力を語ります。
   

今回は田舎はるみの漫画家さんインタビュー企画の第3弾!

TwitterPixivなどで大人気の『オタク女と男子高生』の有村唯先生に取材させていただきました!

ガンガンコミックスONLINEで書籍化された『蟻馬くんは現実を見ない。』や、Twitterから人気が爆発した『平凡男子とアイドル男子』『オタク女と男子高生』に関する貴重なお話などを聞いてきました。

しかも、なんと、有村先生はインタビュー取材を受けるのが初めてだそうです!

超激レア回です!是非最後まで読んでください!!

 

【プロフィール情報】

有村唯
2015年に読み切り『おかしなキミ』で『別冊マーガレット』にて漫画家デビュー。
ガンガンコミックスONLINE『蟻馬くんは現実を見ない。』全2巻発売中。
『蟻馬くんは現実を見ない。』の連載終了後、TwitterやPixivにて『平凡男子とアイドル男子』(完結)や『オタク女と男子高生』(不定期連載中)を連載。

 

 

作品に関する話をお聞きしました!

 

田舎: 本日はよろしくお願いします! こういうインタビューは初めてだということで。

有村: はい、初めてです! とっても緊張してますが、よろしくお願いします!

田舎: なんか僕も緊張してきました!(笑)それでは早速ですが、有村先生は今webを中心に漫画家活動をされていますけど、漫画家としてデビューしたのはいつ頃ですか?

有村: デビューは3年前くらいに集英社さんの『別冊マーガレット』ですね。ちょっと読切が掲載されたくらいだったんですけど。

田舎: 別マですか! すごいですね! ということは、元々は少女漫画誌で描くのが夢だったんですか?

有村: はい。『別冊マーガレット』ではしっかりとした恋愛ものを描いていたんですけど、いざ描いてみるとコメディ系の方が自分には合ってるなって思って(笑)ラブコメとかの方が描いてて楽しかったので、少しずつ今みたいなコメディ寄りになっていきました。

田舎: なるほど。徐々に今の形が出来上がっていったんですね。

「読んだ人も一緒にポジティブになれる」を目指した『蟻馬くんは現実を見ない。』

田舎: それでは有村先生の作品について掘り下げてお話しを伺いたいのですが、まずは『蟻馬くんは現実を見ない。』についてお聞きできますでしょうか。

 

ウザいし、イタいし、いとおしい。
男子高校生の蟻馬くんは、人からかけられる言葉をいつも自分に都合よく勘違いしてしまう残念ポジティブ男子! けど、みんなからの期待(妄想)や好意(妄想)に応えるため、今日も蟻馬くんは空回りしながら頑張ります!! そんな、「ウザい」と「可愛い」の紙一重(!?)な蟻馬くんの、現実見ない系学園コメディー☆

(C)2017 Yui Arimura
引用元:Comee.net

 

田舎: 蟻馬くんって、どんなことでもプラスに捉える、ひたすらポジティブなすごく独特なキャラクターだと思うんですけど、蟻馬くんにはモデルになった人などはいますか?

有村: いないですね。完全に1から創作したキャラクターです。

田舎: そういう場合、どうやってキャラ設定を考えるんですか?

有村: 蟻馬くんの場合はとにかく極端にしようと思って、極端すぎるくらいポジティブなキャラにしました。何かに極端に寄せないとコメディとして成り立たないんですよ。それであそこまでポジティブになっちゃいました。

田舎: めちゃくちゃ振り切ってますよね、ポジティブに。だからこそ可愛くて面白いキャラになってるんですね。

有村: 蟻馬くんは、読んだ人も一緒にポジティブになれて、「悩んでることとかどうでもいいや」って気持ちになってほしいなと思って書きました。実際に読者さんから「元気出ました!」っていう感想もいただくので、皆さんそうなってくれたらいいなと思ってます。

田舎: 確かに、前向きになれますよね。自分が悩んでたことが馬鹿馬鹿しくなるというか。「多分蟻馬くんは何があっても悩まないんだろうな」って思えるから(笑)
この作品を描く上で苦労した事はありますか?

有村: たまにですけど、ちょっとポジティブさがうざいくらいになる時があって……(笑)「可愛い」と「うざい」の間のちょうどいいラインを探るのが1番苦労しました。

田舎: なるほど! たしかに、「ちょっとうざいけど可愛げがあって面白い。」っていう絶妙なバランスを取るのが難しそうですね。ああいうポジティブなキャラクターは先生の憧れとかも含まれてるんですか?こうなりたい、みたいな。

有村: そうですね。私も割とポジティブな方なんですけど、蟻馬くんほどではないので(笑)だからたまに元気ないときに、蟻馬くんを描くことで私自身が蟻馬くんに救われたこともあります。

田舎: それは最高ですね! 元気の自家発電じゃないですか。

正反対の男子高校生二人を描いた『平凡男子とアイドル男子』

田舎: 蟻馬くんの連載終了後に『平凡男子とアイドル男子』をTwitterに投稿されたんですよね。どういう経緯で、作品を発表する媒体をTwitterにしようと思ったんですか?

有村: 蟻馬くんの連載が終わっちゃったので「何かやらないと……。」と思っていたら、蟻馬くんでお世話になったガンガンONLINEの担当さんからその当時「SNSとかに投稿してみて読者さんの反応を見てみたら?」って助言をいただいたんですよ。

田舎: それがきっかけでTwitterへの漫画投稿を始めたんですね! 実際、有村先生の作品はTwitterでの反響がめちゃくちゃすごいですよね!

 

 

田舎: 『平凡男子とアイドル男子』に出てくる二人の男の子、森山くんと星野くんはどういうイメージで生まれたキャラクターですか?

有村: とりあえず「男子高校生を二人出す漫画が描きたい」っていうざっくりとした形から入って、真逆のキャラクター二人に掛け合いをさせてギャグっぽくしていきたいなって思って。

田舎: たしかに真逆ですよね! 平凡な森山くんと、腹黒アイドルの星野くん。星野くんの腹黒さに森山くんがツッコミを入れていく掛け合いが楽しいです。この作品で苦労したこととか大変だったことはありますか?

有村: うーーん……何だろう……。

田舎: なければ全然なしで大丈夫ですよ。「余裕でした。」って書いておきます。

有村: あはは!ありますあります!(笑)これも蟻馬くんと一緒で、星野ができるだけうざくなりすぎないように気をつけました。描いていて自分でも、さすがに腹黒すぎるんじゃないかって、「おいおいおい。」と思う時があったので(笑)そこも含めて面白いと思っていただけたらそれが一番いいんですけど……できるだけそうならないように気をつけました。

 

 

田舎: 星野くんはけっこう性格が歪んでますもんね(笑)自分のファンの人たちのことを「諭吉」って呼んでましたし(笑)ああいう表現はどうやって思いつくんですか?憑依みたいな感じですか?

有村: 憑依(笑)というか、私の頭の中に森山くんと星野がいて、二人が頭の中で喋ってるのをそのまま描いてるっていう感じです。

田舎: それはすごいですね! 先生の頭の中、賑やかそう!(笑)ちなみに先生は森山くんと星野くんだったらどっちの方が好きですか?どちらも思い入れのあるキャラだとは思いますけど!

有村: 私は星野が結構好きですね。アイドルだけど、なんか人間味がリアルというか(笑)ただのキラキラしたアイドルじゃなくて腹黒い面も見えるから、ある意味親しみが持てるというか。

田舎: たしかに、完璧じゃないところが親近感湧きますよね。 それから、ずっとファンには愛想を振りまいて裏でだけ腹黒かった星野くんが、最後の方で自分のファンに向かって「こいつ(森山)の悪口を言う奴は俺のファンをやめろ!」ってキレるシーンがありますよね。僕あのシーンめちゃくちゃ好きなんです! ただの嫌なヤツじゃなかったーって嬉しくなっちゃって。

有村: そうなんです、最後の最後にかっこいいんですよね。本当は友達想いのいい子なんですよ、星野は。

 

 

好きなことを詰め込んだ『オタク女と男子高生』

田舎: 続いて、以前Comee mag.でも紹介記事を書かせていただいた、現在TwitterやPixivに投稿中の『オタク女と男子高生』について質問させていただきます。

 

 

田舎: 『オタク女と男子高生』も特にモデルになった人はいないんですか?

有村: モデルって言うほどじゃないんですけど、ゲーム好きな友達がいて、自分自身も恋愛ゲームとか好きなので、自分の感覚とか友達の話とかを参考にして生まれたのが丸野さんです。

 

 

田舎: じゃあご自分の好きなことを描いてるんですね! やっぱり自分の好きなこととなると描きやすい点とかありますか?

有村: 完全創作よりはリアリティも出せますし、読者さんからの共感の声も多いですね。それは良かったなと思います。

田舎: 先生ご自身の感覚や体験が含まれているから読者の共感を呼ぶわけですね! 相手役のくんは創作ですか?

有村: 巻くんは創作です! 「実際にこんなこと(俺様系のセリフ)を言ってくれる男子がいたらいいな」っていう願望から生まれた理想の男子ですね。現実世界では絶対に言わないようなセリフがほとんどなので、それを実際に言ってもらえたらキュンとするんだろうなっていう妄想を漫画にしました(笑)

 

 

田舎: この作品を描く上で、何か気をつけてる事はありますか?

有村: 俺様台詞を毎回すごく気をつけて考えてますね。読者さんがキュンとするセリフを絶対に書かないといけないというプレッシャーが……(笑)一番楽しみにしてもらえてる部分だと思うので、そこは頑張らないと、って思って考えてます。

田舎: すごくプレッシャーですね(笑)この作品の核になっている部分ですもんね。

有村: そうなんですよ。でも、描いてて自分自身が「うわ、この台詞いいな、私が言われたいな」って思える台詞を書けた時は、読者さんの反響も良かったりするので、それは嬉しいしすごく楽しいですね。自分の意見とか趣味を反映してるっていう意味では、今までの作品で一番楽しいかもしれないです!

田舎: 自分が「いいな」って思ったことを描いて、それがそのまま多くの読者さんの共感も得てるってすごく幸せなことですよね!

有村: 多分それは巻くんのお陰だと思っています。巻くんの、顔を真っ赤にして照れながらも一生懸命丸野さんのために俺様系の台詞を言ってくれてるというギャップに、私も読者さんもキュンとしてるのかなって思ってます。なのでこの漫画は巻くんがいないと成立しないかもしれないですね。

 

 

田舎: 先生自身も巻くんみたいな年下の可愛い男の子が好きなんですか?

有村: 私は実際には年下の男の子にはときめいたことがあまりないんですけど、丸野さんみたいに恋愛ゲームの中で高校生の男子キャラが可愛いなと思ってキュンとすることはあります。その感覚が漫画に反映されてるんだと思います(笑)

田舎: 有村先生の趣味がだだ漏れの漫画なんですね!(笑)

有村: だだ漏れです(笑)だからある意味、恥ずかしい作品なのかもしれないです(笑)

田舎: いやいや、だからこそいいんじゃないですか! 趣味が爆発してる作品っていうのが僕はすごくいいなと思います! だからこそ読者さんにも響くんだと思います。

有村: それは嬉しいです。ありがとうございます!

田舎: あと、これは僕の個人的な男子目線の感想ですが、丸野さんが可愛すぎますね! バイト先にあんなお姉さんがいたら、もう、やばいです!(笑)

 

 

有村: ありがとうございます! 男性読者の方からは、よくそういう意見をいただきます。

田舎: ほんとに、巻くんが羨ましいです。僕も丸野さんに振り回されたい。(?)

漫画家としての今後について

 

田舎: 作品に関する貴重なお話をたくさん聞かせていただいて、ありがとうございました! 連載やSNSでの活動等、積極的にされている有村さんですが、漫画家としての今後の目標などはありますか?

有村: やっぱり一人でも多くの方に知ってもらって、作品を読んで頂きたいというのが一番にありますね。そのためには自分もTwitterなどのSNSでもっとアクションを起こしていかないといけないなとは思っています。

田舎: 今後はどういう作品を描きたいですか?

有村: コメディに限らず違うジャンルにも挑戦してみたいなとは思ってます。シリアスな雰囲気の作品とか。自分にそういうのを描ける才能があるかわかりませんが(笑)

田舎: 僕は読んでみたいです! 楽しみにしてますね! では最後に、読者の方に一言お願いします!

有村: いつも応援してくださってありがとうございます! これからも頑張りますので、応援よろしくお願いいたします!

 

まとめ

有村唯先生の記念すべき初インタビューはいかがでしたか?

有村先生は、とてもお話が楽しくて、笑顔が素敵な先生でした!

それぞれの作品にまつわる貴重なお話をたくさん聞かせていただきました。

取材後、有村先生の作品を再読しましたが、先生がどのようなことを考えて描いたかというのを理解した上で読み返すと、より深くまで楽しむことができました。

『平凡男子とアイドル男子』と『オタク女と男子高生』は、先生のTwitterPixivで現在もすべて公開されているので、この記事を読んで興味を持っていただいた方は是非読んでみてください!

過去に読んだことがあるという方も、このインタビュー記事を読んだ後にまた作品を読んでみると、先生が込める想いが伝わってくるのでオススメですよ。

取材後には、こんなに可愛いサイン色紙を描いてくださいました!!

 

 

感動です……!
Comee編集部の、仕事をしながら見える位置に大事に飾らせていただきました。

不定期連載中の『オタク女と男子高生』は、一見女性向けかと思われがちな作品ですが、実は男女問わず楽しめる作品です。
僕は男子目線でがっつり楽しめています!

今後も丸野さんと巻くんの可愛くてキュンとするストーリーに目が離せません!

 

 

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