『進撃の巨人』いざ壁の外へ!それぞれが思う平和の形について考えてみた!

『進撃の巨人』いざ壁の外へ!それぞれが思う平和の形について考えてみた!
     

考察が絡んだ漫画が大好きです。
謎解き、紐解き、伏線考察という言葉にはワクワクします!

   

壁の中で生きてきたエレン達。

幼い頃から壁の外に出ることを夢見ていましたが、いざ壁外に出てみるとそこは、人々が血を流し争うとても残酷な世界だったのです。

同じエルディア人であるにも係わらず、壁外、壁内に生まれたというだけで人生が大きく左右されてしまう。

今回は、26巻までを参考に、エレンアルミンジークのそれぞれが思う”平和の形”について考えてみたいと思います。

 

引用元:Comee.net

エレンの考える平和とは?

ライナーベルトルトは、マーレの収容区で暮らす親やマーレ人から、エルディア人は悪魔の末裔だと教えられてきました。

しかし、調査兵団に入り仲間として共に戦っていくうちに、彼らも自分たちと何も変わらない”人”であることに気づいたのです。

祖国マーレから与えられた使命を果たすためとはいえ、仲間を裏切ることは想像以上に辛いものだったはずです。

ライナーは、アニをパラディ島に捕らえられ、ベルトルトは死亡。
そんな中、なぜ自分だけ生きているのかという虚無感に苛まれ、生きる意志まで無くしてしまいました。

そして、ライナー達が壁内に潜入したのと同じように、エレンも壁外の世界にある一国マーレに潜入して多くの命を奪ってしまいます。

エレンに迷いはないように見えますが、なにかに取り憑かれたような怖ささえ感じられます。

彼はこれまで、ただ「巨人を駆逐する」という強い思いだけで戦ってきました。

しかし、今エレンがやっていることは、かつてライナーたちがやった事と同じ事。

エレンはそれに気づいているのか、そこまでエレンを突き動かしているのは何なのでしょうか……。

彼が考える”平和”とは、アルミンが思い描くような平和とは違うのかもしれません。

アルミンの平和への迷いとは?

アルミンの苦悩

26巻では、どちらも偽りの無い自分ではあるものの、何が本当の自分なのかと見つけて欲しいというベルトルトの「誰か自分たちを見つけてくれ」という思いが、アルミンも感じていたことが描かれています。

ベルトルトとライナーは、訓練兵として一緒に過ごした仲間であり、その後彼らは自分の役目を果たすために敵となりました。

104話では、ベルトルトの超大型を継承したアルミンが、壁の外の世界マーレにあるエルディア人収容区を襲撃する作戦のため、作戦のため巨人化して闊歩しますが、足元にはガレキに潰される子供の描写、荒れた景色を見ながら「これがベルトルトの見た景色なんだ」と言っています。

自分はベルトルト達がやったことと同じ事をやっている、しかしこれはあくまでも壁内人類の平和のため。

そう思ってはいるものの、アルミンからは目的を失っているような姿が見て取れます。

人を生かすことを願う平和

アルミンが大切な人を奪われた時と同じように、今回の作戦では彼がたくさんの人の命を奪ってしまいました。

「これで本当によかったのか。人類は話し合うこともできたはずだ。違う道があったのではないか」と苦悩する場面からは、「見つけてくれ」と言ったベルトルトが抱いた辛さと同じ思いが伺えます。

「誰よりもエレンを理解しているつもりだったが、今はもうわからない」といった発言からも、エレンとアルミンの気持ちのすれ違いが感じ取れます。

なによりも力を生かそうとするエレンと、人を生かす術を考えられるアルミン、自分にないものを補っていた二人の関係は、今後大きく変わって行くのかもしれません。

ただアルミンは、人類の窮地に思いがけない作戦を考え、正解に導いてきた実績から、マーレ編でもいい解決策を見出してくれるのではないかと、期待せずにはいられませんね。

マーレ襲撃作戦の黒幕はまさかのジーク!彼の平和への思いとは

ジークの裏切り

収容区を襲ったパラディ島連合が、作戦を完了後に乗り込んだ飛行船にガビコルトが乗り込みます。

ふたりの目的は、仲間を殺された復讐。

しかし、船には敵の作戦の首謀者としてジーク戦士長の姿があったのです。

まさかのジークがマーレを裏切っていたのかという描写……。

エルディア復権派だった父・グリシャと母のエレナを裏切ってまで、マーレの戦士として巨人を率いていたジークはなぜパラディ島側についたのか。

ジーク扮する”獣の巨人”が本作で最初に登場したのは、ローゼ内に巨人が多数出現し、ミケが襲われた9巻35話のシーンでした。

次にマリア奪還の命運をかけた戦い、19巻でのリヴァイが追い詰めたにもかかわらず間一髪のところで取り逃がしてしまうところです。

どちらのシーンも、弄ぶかのようにたくさんの命を奪っていったジーク。

ウォールマリアでの戦いで、調査兵団に岩をぶつけて喜んでいたジークからパラディの仲間になったという流れは、少し奇妙な印象を受けます。

ジークの平和は復権への願い?

ジークは、83話でエレンに向かって「信じてほしい、俺はお前の理解者だ」、「俺達はあの父親の被害者」と言っていました。

このときの言葉に込められた意味は、仲間になった今だからこそ理解出来るもの。

ジークはまさにこうするために水面下で計画を進めていたのかもしれません。
計画を実行するために、非情なまでの行動も厭わなかったのではないかと考えられます。

今回の襲撃作戦前には、マーレに潜入したエレンがコルトに手紙を届けるよう頼んでいましたが、その際に密かにコンタクトをとっていたのがジークであることはまず間違いないでしょう。

それぞれの反応を見る限りでは、ハンジやリヴァイ達はエレンとジークの作戦に従わざるを得ない状況だったように見受けられるので、ジークとエレンが計画を立て、それを後で調査兵団に手紙で知らせた。現時点では、この流れが有力だと考えられます。

ここへきて強行突破のような作戦を考えた平和の形とは一体どんなものなのでしょう。

たくさんの命を犠牲にしてきた作戦は、果たして平和といえるのでしょうか。

まとめ

エレン、アルミン、ジークの3人にそれぞれの平和への考え方の違いを考えて見ました。

このことからも、エレンは壁内人類のための平和、アルミンはすべての人類を生かそうとする平和、ジークは復権派再建の平和という印象を受けました。

それぞれの考え方は違いますが、平和への願いは同じ。

いつかは平和な世界を取り戻すことが出来るとは思いますが、それがどんな形で幕を下ろすのかにも期待が高まります。

 

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