26巻で見えてきたジークの真の目的とはいったいなんなのか。
水面下でやりとりされた作戦の内容や、エレンがジークとつながったと思われるシーンまで徹底考察します。
引用元:Comee.net
ジークとエレンは繋がっていた!?
26巻では、壁の外の世界にあるマーレの襲撃を終えた調査兵団たちの姿が描かれており、撤退してきたエレンに対して「喜べ、すべてお前らの思い通りだ」とリヴァイが声をかけました。
そこにあるアルミンのよそよそしい様子から、「お前ら」を指しているのは、エレンと他の人物であることがうかがえます。
そして、部屋に入ってきたハンジが「すべては作戦通りってわけですか」と声をかけたのは、つい先ほどまで敵として戦っていたジーク・イエーガーでした。
エレンとジークだけが作戦の説明を話していることや、リヴァイやハンジの不満そうな様子から察するに、調査兵団公認の作戦ではなく、この二人が独断で作戦を企てたと思われます。
しかし、今まで敵同士だったジークとエレン、二人の接点は一体どこにあったのでしょうか?
また、敵対していた二人の作戦は、いつから始まっていたのでしょうか。
106話でエレンが負傷者として潜入する3年前、マーレがパラディ島を撃つべく戦艦を送り込んできました。
その際、調査兵団の歓迎を受け入れたイェレナという女性兵士が、エレンに「会いたかった」と言っています。
その時のエレンの驚かない様子から、その前にジークがエレンに何らかの方法で接触していて、イェレナの存在を知っていたのかもしれません。
106話までに明確に接点を持ったと思われる描写は見受けられませんでしたが、105話でピークがパラディ島へ向かった最初の調査船団のメンバーにイェレナを目撃したことを思い出しています。
二人の作戦は戦艦を送り込むことに紛れて、エレンがジークの意志をイェレナから受け取るところから始まっていたとも考えられますが、もっと前に接触していた可能性も拭えません。
ジークの仲間?義勇兵の存在とは!?
マーレ襲撃に加わっていた髭が似合わずピークに目をつけられていた兵士と、ハンジに”おニャンコポン”と呼ばれていた兵士など、読み飛ばしたかと思わせるほど急に登場した兵士に戸惑った人も少なくないでしょう。
その兵士達が作戦加わることになったきっかけが、106話にてついに明らかになりました。
マーレに祖国を奪われマーレの兵士として徴収された者達が、巨人の力を持つジークを希望の光だといい、ジークに導かれて反マーレを誓った義勇兵だったのです。
義勇兵が伝えたジークの条件でパラディ島の中では賛否が起こっていましたが、パラディ島を守るには義勇兵の存在が欠かせず、受け入れるしかないといった印象をうけます。
ジークの本心はマーレ?それともエルディアか?
今回のマーレ襲撃作戦から考えられるのは、ジークの忠誠はマーレではなく、本当はエルディア復権にあるのではないかということです。
エルディア復権派だった父・グリシャを裏切り、マーレの戦士として多くの命に手を掛けてきたジーク。
93話のマーレ軍元帥が言った「幼子が親を売って示したその忠義、一度だって疑ったことは無い」という言葉にもあるように、ジークにはマーレにわずかな疑いも抱かせないという目的があったからだったと推測できます。
そうまでして忠誠を示したのは、エルディア人の平和を思ってのことのように思えます。
では、83話のジークがエレンにかけた「信じてほしい、俺はお前の理解者だ。俺達はあの父親の被害者…お前は父親に洗脳されている」とは、一体どういう意味なのでしょうか。
これはマーレの戦士の立場から言ったようにも思えますが、エレンとジークが手を組んでいたことがわかった今は、この言葉の意味はまったく別の意味に捉えられます。
グリシャのいたエルディア復興派は、エルディアを復活させるためパラディ島の始祖の巨人を手に入れようとしていました。
しかしそれは、マーレと立場が変わるだけで新たな戦いを生むことに変わりはありません。
107話でヒィズルの”キヨミ”に話したとされるジークの秘策に「エルディア人と世界を救う…」との言葉があるように、ジークの目的はパラディ島を含めたエルディアと、世界全体の平和なのではないでしょうか。
そしてその意思は、同じエルディア人の父グリシャと似ているようでも違うことになります。
幼いときにエルディア復興の教育を受けたジークだからこそ、エレンも自分と同じだと思ったのか、巨人能力者の記憶はひとつの道のように繋がっているとされていることから、エレンの記憶を見たということにつながるのか……。
しかしその答えが正しかったとするならば、平和への考えにジークを導いた人物がいるのではないかと考えられずにはいられません。
フクロウはジークを知っていた?
グリシャへ進撃の巨人の力を継承した”フクロウ”ことエレン・クルーガーですが、なぜグリシャを選んだのでしょうか。
マーレの兵士として属し、エルディア復興派に密かに情報を流す役割を持っていたクルーガーは、88話で継承する人間にグリシャを選んだと話していました。
クルーガーが復興派に情報を渡していたのは戦意高揚を促すためで、クルーガーがグリシャに託した最後の任務は、パラディ島にいる王家から始祖の巨人を奪うことだったのでジークとは少し目的が違うようにも思えます。
クルーガーが88話でグリシャに話した「俺達は自由を求め、その代償は同胞が払った。そのツケを払う方法は一つしかない」の言葉と、93話でジークが話した記憶を継承するコルトに俺の秘密として「ケツの拭き方が独特なんだ」という言葉。
ケツとツケがさかさ言葉であることから、作者が意図的に関係を匂わせているように思わせます。
そのことから、クルーガーがグリシャを選んだ理由のひとつに関係があるように思えてなりません。
まとめ
今回新たに登場した義勇兵の存在、そして敵だと思っていたジークが作戦の首謀者だったなど、驚かされることばかりでした。
獣の巨人出現からは想像もしなかった展開に、最終的にジークがなにを成し遂げようとしているのか期待せずにはいられません。
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