じんわり増えている『空挺ドラゴンズ』ファンのための相関図を作ってみた。

じんわり増えている『空挺ドラゴンズ』ファンのための相関図を作ってみた。
     

1982年生まれのサラリーマン。息子と娘の四人家族。
『あひるの空』の考察ブログ『あひるの空ヘビーローテーション+』(
http://blog.ahirunosora.net)
を趣味で執筆中。
ライター名の由来はそこから。
Comee mag.では『あひるの空』以外の漫画についてあれこれ書いています。

このCMをご覧になった方はいるだろうか。

 

 

無類のマンガ好きを公言している女優・松岡茉優さんが『空挺ドラゴンズ』を紹介していて、なんだか誇らしく思う。

「僕も知っているぜ」と。

『空挺ドラゴンズ』のWikipediaページもまだ存在しないのを見ると、まだまだ知らない人の方が多いのだろう。

でも、これからじわりじわりと『空挺ドラゴンズ』ファンが増えてくるハズだ。

そんな『空挺ドラゴンズ』ファンになった、あるいは既になっている方のために相関図を作ってみました。

船員18人全員の名前の初登場をまとめた

『空挺ドラゴンズ』は不親切だ。

既刊4巻まで読んで感じたことだ。

でも、これは悪い意味で不親切なのではなく、”いい意味”で不親切ということを強調したい。

『空挺ドラゴンズ』はクィン・ザザ号の乗組員たちの群像劇であるから登場人物の紹介があってもいいはずなのに、2018年8月現在、既刊4巻だがどこにもそれらしいページはなく、あるのはこの一枚の写真風の画だ。

 

引用:桑原太矩 公式Twitter

つまり、作中に登場する名前と顔を自分で一致させていかなければならない。

実に不親切だ。

でも、何度もページを行ったり来たりさせながら船員の名前を覚えていくこの作業が楽しい。
これでなんだか仲間入りできた気がしてくる。

桑原太矩先生はこんなことを言っていた。

 

 

『空挺ドラゴンズ』は群像劇にしたかったので、モノローグで語るよりも、ちょっとした演技で感情を匂わせることに注力しています。

引用:コミスペ!【インタビュー|前編】『空挺ドラゴンズ』桑原太矩 「冒険ではなく、日常ものとして描く」(最終閲覧日:2018年9月6日)https://media.comicspace.jp/archives/4191

 

キャラクターの名前や特徴についても、名前を呼んだりするシーンや、人物同士の会話や演技から読み取らせようとしているのか。

キャラクターの名前は1巻で全員登場するわけではない。
4巻で初めて名前が登場したキャラクターもいる。

つまり、4巻まではゆっくり時間をかけ登場人物を紹介するためのストーリーであり、ここからまた一人一人にスポットを当て掘り下げられていくのではないか。
そう思うと、これからもっと壮大な物語が待っている気がしてならない。

そんなわけで、『空ドラ』(ファンの間ではこう略す)を読み込むのにお役立ていただくべく、作中のそれぞれのキャラクターの名前がどこで登場したのか、そして、覚えやすく簡単な特徴やエピソードをまとめた。

上の集合写真の左から順に紹介していこう。

リー

経理担当している眼鏡をかけた一番左、リーだ。

名前初登場は1巻72ページ。

「レイ・システム」(船員の報酬計算方式)を管理している。
クィン・ザザ号の運営資金繰りも彼1人でやっているようだ。

フェイ

リーの隣、金髪ツンツン頭のフェイ

名前初登場は1巻154ページ。

ソラヤとの仲の良さをアピールするようなシーンが何度も登場する。

バーコ

リーフェイの前に映る、背が低く髭面のバーコ

名前初登場は4巻164ページ。
バダキンと共に、名前が明らかになるのが一番遅かった1人。

バダキンと映るシーンが多いため、船上では同部屋だと思われる。

まだ言葉を発するシーンははない。

ソラヤ

バーコの隣で、斜に構えている黒髪の彼は、ソラヤだ。

名前初登場は1巻154ページ。

フェイと仲がよい。

食に意地汚く、「お前の方が多い」といった食事の量をめぐるやり取りが数回ある。

自称、争いごとには首を突っ込まない平和主義者。(2巻59ページより)

バダキン

ソラヤの隣、立派な口ひげのバダキン

名前初登場は4巻164ページ。

バーコと共にクィン・ザザ号の古株なのかもしれない。
バーコと行動を共にすることが多い。

バーコと同じくまだ言葉を発するシーンははない。

カペラ

バダキンの後ろ、メガネかけた彼女がカペラだ。

そう、”彼女”なのだ。
船内で1位2位を争う長身であるから、てっきり男だと思っていた。

名前初登場は1巻154ページ。

操縦士であるが故、船長代理 ・クロッコと行動を共にしていることが多い。

クロッコ

ほーらね、カペラの隣にいる。
タバコをくわえた彼がクロッコ

ヘビースモーカーなのか、この画だけでなくほとんどのシーンでタバコをくわえている。

名前初登場は1巻114ページ。

船長代理だという。
代理であるところにまた話に深みを持たせているため、これから船長にまつわるエピソードも描かれるのだろうか。期待したい。

ヨシ

コック服を着ている彼がヨシだ。

名前初登場は1巻93ページ。

本作はグルメ要素もあるため、調理担当のヨシは登場も早く、そして多い。

ミカ

名前初登場は1巻17ページのミカ

クィン・ザザ号の龍捕りのエース。

実はミカが主人公なのだという。
たぶんタキタが主人公だと思っている人も多いだろう。

桑原太矩先生はこう話している。

 

ジローやタキタを主人公にすると成長物語になって、超えなきゃいけない壁が出てきます。それだと「龍を狩って生活する人たち」の日常から離れてしまいます。ミカを中心に据えることで、周りの登場人物が成長しても日常が描けるんです。

引用:コミスペ!【インタビュー|前編】『空挺ドラゴンズ』桑原太矩 「冒険ではなく、日常ものとして描く」(最終閲覧日:2018年9月6日)https://media.comicspace.jp/archives/4191

 

1巻の巻頭をどアップで飾っているのはそういうことだ。

 

引用元:Comee.net

ギブス

ミカの隣で映る背の高い男性はギブス

名前初登場は1巻23ページ。

副船長的役割なのか、現場で船員に指示を出すことも多い。

タキタ

センターで手を広げているタキタ

名前初登場は1巻16ページ。

単行本3巻の表紙も飾った。

 

引用元:Comee.net

 

先程も書いたが、てっきりタキタが主人公だと思っていた。

クィン・ザザ号の中で一番下っ端。

『空挺ドラゴンズ』4巻の特装版付いている「ミニ画集」に『空挺ドラゴンズ』のルーツとなった「未公開ネーム」が収録されている。
そこにも「タキタ」という名でちょっとイメージの違う女の子が描かれている。

そうそう、4巻は特装版を是非買うべし。
カラーの「ミニ画集」は一見の価値ありです。
改めて桑原太矩先生の異才だと思う。

ジロー

タキタの隣で映るのが小柄なジローだ。

名前初登場は1巻21ページ。
ミカと一緒に行動することも多く、登場回数も多い。
単行本2巻の表紙を飾っている。
これはミカではないジローだ。

4巻では髪を切り、ヘアスタイルの変化があった。

 


引用元:Comee.net

目がいいというプチ情報も残しておこう。

ニコ

ジローの後ろバンダナ姿のニコ

とにかく頭に何かを常に巻いている。
それがトレードマークとなっている。
何かここにエピソードが隠されているかと思わせる。

名前初登場は1巻45ページ。

ケンカっ早い。

ヴァナベル(ヴァニー)

ニコの隣で、金髪をなびかせているのはヴァニーだ。

名前初登場は1巻30ページ。
ミカだけが「ヴァナベル」と本名で呼んでいる。(「ヴァナベル」の名前登場は1巻127ページ)

 

引用元:Comee.net

タキタと同部屋の女性。
ミカと同等の龍捕り・解体の腕前。

異常に酒に強い。

ガガ

ヴァニーの隣、坊主頭ででこっぱちはガガだ。

名前初登場は3巻17ページ。

絵がとてもうまいという設定は意外だった。

オーケン

ガガの隣が目の細いオーケン

名前初登場は1巻154ページ。

ケンカ早い。

メイン

オーケンの前が、黒髪の整備士・メインだ。

名前初登場は2巻80ページ。

整備士の中で唯一の女性。

ヒーロ

メインの隣は、整備士見習いのヒーロ

名前初登場は3巻17ページ。

もっとも影が薄く、セリフはおろか名前もこの一度しか登場していない。
何か”爆弾”を抱えているように思えてならない。

ダグ

最後に、整備担当でクィン・ザザ号の長老・ダグだ。

名前初登場は2巻41ページ。

整備に回っていることが多く、まだまだ登場が少ない。

「おやっさん」呼ばれ、信頼は厚いようだ。

相関図を作ってみた。

これらをまとめていくと、こんな感じの相関図ができた。

 

※ピンク…女性

主人公のミカを中心に船員の相関図を作ってみました。

船員同士の関わりは”家族”に近い。
恋愛要素を盛り込んでくることは考えにくいが、ヴァニーからミカのところには念のため矢印を向けている。

まとめ

キャラクターの名前を覚えて、この相関図を眺めながらもう一度『空挺ドラゴンズ』を読んでみるとまた一味違ったストーリーの読み込みができると思う。

続巻が楽しみでならない。

 

捕龍船「クィン・ザザ」号は、空の旅路で出くわした巨大な豪華船と接触し、飛行不能に陥ってしまった。クィン・ザザは貧乏船ゆえ、修理にあてるカネもない……このままでは、まさかの廃業――!? すると途方に暮れる乗組員たちのもとへ、最近捕龍船を次々襲っているという“船喰い”龍の噂が飛び込んでくる。ソイツを捕まえたら、高額の賞金を受け取れるらしい。これは……挑むしかない!?

(C)Kuwabara Taku 2018/講談社
引用元:Comee.net

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