【新作】からかい上手の高木さん作者、Twitterで萌え童貞を片っ端からKO【紹介】

【新作】からかい上手の高木さん作者、Twitterで萌え童貞を片っ端からKO【紹介】
     

森山ジミー。某4流大学の芸術デザイン学部卒。
幼い頃から絵を書くことが大好きで、ひたすら書き続けた結果IT企業に就職。
好きな漫画はサスペンス・ミステリージャンルが多いが、女の子が可愛い漫画は基本どハマりする。変態ではない。
本体サイト”Comee(コミー)“にもアカウントを持っているので是非フォローを!

   

萌え童貞(もえどうてい)とは、筆者が最近提唱している言葉で”これまでの人生で『萌え』という心の動きを体験していないおじさんたち”を指す。

学生時代は勉学やスポーツに打ち込み、社会人になると社会の荒波に揉まれ、世のため人のために尽くしてきたおじさんたちは、この不思議な感情を理解せず大人の階段を一段飛ばしで上がってきた。
もちろん筆者もこの前までは立派な萌え童貞おじさんであった。(そして普通に童貞である。)

今そんな萌え童貞おじさんたちが、謎の胸きゅんに戸惑ってしまう現象が多発している。

電車でスマホを見ながら怒っているような顔をしているおじさんは大抵この現象に出会ってしまっているのだ。
今電車に乗っているのなら前の座席に座っているおじさんを見てみて欲しい。
それは怒っているのではなく、初めての”萌え”との出会いによる戸惑いの表情である。

さて、この現象を巻き起こしているのが一人の漫画家であることをご存じだろうか。

記事を読んでいる人が、この漫画家先生のファンであればきっとこの心臓のモヤモヤする衝動を理解しているだろうが、まだ作品を読んだことない人に向けて私から幾つかアドバイスを送りたいと思う。

アドバイスを踏まえた上で作品たちに入り浸って欲しい。
そして萌え童貞を綺麗な形で卒業して欲しい。
早くこっちにくるといい。こっち側で間違いない。(引用:箕輪厚介(2018).『死ぬこと以外かすり傷』マガジンハウス 17頁)

そして卒業していると思っている人たちも改めて感じて欲しい。
君は今まで素人萌え童貞であったことを思い知り、恥じるんだ。
その恥ずかしい感想を聞かせてくれ。
それで私は萌えたい。ありがとう。お世話になります。

 

萌え童貞おじさんキラー「山本崇一朗」という漫画家

アドバイスの前に漫画家先生を紹介しておこう。

今回主題に挙げているのは『からかい上手の高木さん』という作品で爆発的ヒットを打ち立て、現在も高木さん含め『くノ一ツバキの胸の内』という作品をゲッサンで連載している漫画家、山本崇一朗(やまもとそういちろう)先生である。
先にハッキリ言っておこう、山本先生は天性の”ヤリマン(ヤリ手のマンガ家先生)“で、”おさせ(おさな顔を書かせたら天才のせんせい)“であると。

この先生のおかげで日本の萌え童貞おじさんが何人ヤられたのかは数え切れない。
2018年の2月でもう高木さんシリーズは400万部達成。

400万部だぞ!

今9巻まで出ていることを考えると、少なくとも日本のおじさん30万人はこの本を買っていることになる。(ガバガバ計算)
東京ドームを7個分を埋め尽くすおじさんがこの漫画を買っているのだ。
まるで田舎の中高生のようなスピード感でおじさんが童貞を卒業していく。
ヤレヤレだぜ!

アニメ化も達成し、体操着が付録となり物議を醸したDVDは目下バカ売れ状態の高木さんシリーズ。

ただ今回は高木さんは紹介しない。
紹介するのは先生が不定期でTwitterにアップしている『将棋のやつ』である。
一回数ページだけ書かれている短編連載だが、その内容は十分におじさんキラーの片鱗が見えている。
(高木さんシリーズは今度先生に取材依頼の上しっかり読者に伝える予定だから安心してほしい。本当にただの予定だ。まだ依頼すらしていない。)

さあ。準備はできたか萌え童貞たちよ。
この扉を開くともう君は帰れない。これからは世界が変わったように感じるだろう。
でも「早くこっちにくるといい。こっち側で間違いない。(引用:箕輪厚介(2018).『死ぬこと以外かすり傷』マガジンハウス 17頁)」※2回目

山本先生の漫画を見る時の3つのルール

童貞を卒業する前には心構えが必要だ。(君だってアレの時はそうだったろ。)
今からその心構えを伝えていく。肝に命じろ。

■山本漫画ルール:その1「全裸で見るべし」

見間違えたと思ってるか?大丈夫。ちゃんと“全裸”と書いてあるから安心してほしい。
もちろんこの記事を書いている筆者も全裸なうだ。
さて、纏っているものを全て取っ払ったら第1話から入って行こう。全裸になる理由はあとで説明する。

とりあえず何も聞かず1話を見て欲しい。

 

▼▼『将棋のやつ』第1話▼▼

 

 

 

 

どうだろう。
心臓がトゥルゾワピンッとしただろうか。

設定を少しだけ紹介しておこう。
この『将棋のやつ』は、八乙女うるし(3年生)と田中歩(2年生)の先輩後輩の日常を描いた漫画である。
この二人が通う学校にある将棋部を中心として話は展開していく。

 

▼▼『将棋のやつ』登場人物▼▼


後輩である田中は無表情が基本なのだが、物言いに飾り気がなく、普通の人だと恥ずかしくて言えないようなことも先輩にバンバン伝えているのだが、先輩であるうるしは直接的すぎていつもタジタジになってしまう。

恥ずかしくて、でも嬉しくて、その感情をそのまま表面に出したくないができないうるしは、いつも先輩風を吹かすように田中より優位に立とうとすることではぐらかすのだが、結果的にさらにワンパンチを食らってタジタジ。という流れが基本的なストーリー展開である。

このうるしのタジタジ感がたまらなく可愛いということでTwitter上で大絶賛を浴びている。
女子のキャッキャした賞賛ツイートが多いように見えるが、あれは一人残らず全部おじさんなので、「趣味が合いますね..グフフ」みたいなメッセを送ってはいけない。

女の子のふりをしているだけで全員中身は萌え童貞を卒業したおじさんだからだ。もはやOBである。

脱線してしまった。次は3話を見ていこう。

 

▼▼『将棋のやつ』第3話▼▼

 

 

 

 

この表情。
なんともタマラン。
ちなみに一番の萌えポイントは2コマ目の「しょっうぎっがでっきる!×2」のシーンであることは全読者も承知のことであろう。

というか服を着なさい。なぜ君は服を脱いでいるんだ。
筆者が言った全裸とは“心”の全裸だ。
魔法の杖は今はしまいなさい。

山本先生の作品は『からかい上手の高木さん(連載中)』『将棋のやつ』は学園モノで、『ふだつきのキョーコちゃん(全7巻)』『くノ一ツバキの胸の内(連載中)』はファンタジー(?)作品になっている。
ここの世界にまずどっぷり浸かってほしいのだ。

そして思い出してほしい。
蝉の声、空の青さ、黒板とチョークの音に、プールの更衣室の匂い。
青春時代に感じていた感覚を取り戻し、一切の現状の自分を脱ぎ捨ててこのキャラクターたちを見てほしい。

そうすると感じないだろうか?
心臓がトゥルゾワピンッとするこの感覚が。
これをまず覚えておくこと。

▶︎Page.2:これで立派な萌え童貞を卒業! ”山本先生の漫画を見る時の3つのルール”その2、その3は次ページで。

 

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