『蟲師』妖怪でも幽霊でもない”蟲”が存在する不思議な世界

『蟲師』妖怪でも幽霊でもない”蟲”が存在する不思議な世界
     

考察が絡んだ漫画が大好きです。
謎解き、紐解き、伏線考察という言葉にはワクワクします!

   

普段見られる”虫”ではない”蟲”。

身の回りで起こる出来事、実は”蟲”の仕業か!?

ノスタルジーで不思議な世界観に吸い込まれる漫画『蟲師(むしし)』を紹介します。

『蟲師』の概要

引用元:Comee.net

漆原 友紀によるファンタジー漫画『蟲師』は、『月刊アフタヌーン』及び『アフタヌーンシーズン増刊』で連載された作品です。

1999年の連載開始から、休載期間を経て2008年まで連載され、その後2013年には特別篇『日蝕む翳(ひはむかげ)』も同誌で掲載されました。

数々の賞を受賞した話題作で、2005年よりアニメ放送、2007年には実写映画されています。

物語の時代背景は、江戸期と明治期の間にある架空の世界で、登場人物は主人公のギンコを除き、皆和の装いをしており、描かれる風景もノスタルジーを感じる原風景が特徴的です。

おおよその人は見る事が出来ない蟲という生き物が存在する世界で、蟲にまつわる知識を持つ蟲師と呼ばれる者が、旅をしながら蟲が絡む奇妙な出来事を解決していくオムニバス形式の作品で人気を博しました。

”蟲”に精通する蟲師のギンコ

ギンコは白髪に緑色の瞳、片目を髪で隠している男性です。

蟲師を生業とし、旅をしながら各地で出会う人々と蟲の共存を模索していきます。

自身が蟲を引きつける体質であるため、ひとつの所に留まることはせず、常に蟲避けの蟲煙草と言われるタバコのようなものを吸っているのが特徴。

感情をむき出しにする事はほとんどなく、常に一定の話し口調をしており、蟲に対し冷静な分析力を持ち、それでいて誰にでも気軽に声をかける気さくな性分です。

複数の感情が胸をざわめかせる『蟲師』の魅力

蟲とは、通常人間の目には見えず、作中では生命の原生体と説明されている不思議な存在で、人間を模したものや自然に関するものから人にとり憑くようなものまで存在しており、形に統一性はありません。

その蟲によって起こる怪奇ともとれる現象は、普段よく使っている言葉の「虫の知らせ」や「虫が好かない」「虫唾が走る」など、私たちが使う言葉に関係あるようなものも含まれています。

蟲が起こす不思議な現象は、その時は人間にとってプラスだとしても、後々マイナスになると分かっている場合、ギンコはその現象を消沈させてしまうのです。

39話で、雨の降らない土地に雨を降らせた蟲のお話がありました。
その土地の者にとっては恵の雨ですが、本来雨が降るべき場所ではないところに降らせてしまいます。

蟲の生態は未だ謎に包まれていて、彼らがなぜ不思議な現象を起こすのかも不明ですし、それらも、人間のためにやっていることではありません。
このように自然の現象を変えてまうので、蟲師は蟲は蟲の世界、人間は人間の世界としてうまく調和させているのです。

『蟲師』には、いい意味で話の山場!といった強弱がなく、ゆっくりと流れていくような吸い込まれるような心地よい世界観が最大の魅力で、話の構成が『蟲師』特有ですが、じっくり読み進めていくと話の本質と奥の深さにしっとりと浸ることができます。

まとめ

不可思議なファンタジーと、現代では失われた景色を描いたノスタルジーが、絶妙な心地よさである『蟲師』。

古風な作品を好む方や、穏やかな作品を好む方には特にオススメしたい作品です。

 

この世はヒト知れぬ生命に溢れている――。動物でも植物でもない、生命の原生体――“蟲”。それらが招く不可思議な現象に触れたとき、ヒトは初めてその幽玄なる存在を知る。蟲とヒトとをつなぐ存在――それが“蟲師”たる者。アフタヌーン・シーズン増刊から生まれ、アフタヌーン本誌の大人気作ともなった作品、待望の単行本第1集。

(C)漆原友紀/講談社
引用元:Comee.net

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