【紹介ロングインタビュー】人気漫画家・東村アキコ先生が語る“漫画を描くということ”【前編】

【紹介ロングインタビュー】人気漫画家・東村アキコ先生が語る“漫画を描くということ”【前編】
     
元少女漫画大好き芸人。
少女漫画歴22年、生涯で10000冊以上、5000作品以上の少女漫画を読んでいます。
男りぼんっ子です。男目線で少女漫画の魅力を語ります。
   

田舎はるみの「漫画家さんインタビュー企画」第9弾!

『かくかくしかじか』『海月姫』『東京タラレバ娘』『主に泣いてます』など数多くの人気作品を生み出し続けている東村アキコ先生。

凄まじい数の作品を同時連載しつつ、お笑い芸人・俳優のマネジメントやライブイベント開催にまで着手している超多忙な人気漫画家さんです。

今回は東村先生のアシスタントを務めている芸人・別冊なかむらりょうこさんに東村先生をご紹介していただき、なかむらさんを交えて、色々なお話を聞かせてもらいました!

貴重な話が満載すぎてかなりのボリュームになりましたので、前編と後編の2回に分けて、お話しした内容をご紹介できればと思います!

前編では、先生の最近の活動や“漫画を描くということ”に関して東村先生が思うことなどをざっくばらんに語っていただきました。

東村アキコファン・漫画好きの方はもちろん、漫画家になりたいと志している方にも是非読んでいただきたいです。

漫画業界で長く活躍をされている東村先生の格言とも言えるありがたいお言葉がたくさん飛び出した、“神回”です!!

 

そして、次回の「東村アキコ先生インタビュー後編」では、なんと、東村アキコ先生の直筆サイン色紙が限定1名様に当たるプレゼントキャンペーンの詳細が!

前後編、どちらも最後までお見逃しなく!

 

【プロフィール情報】

東村アキコ(写真右)
1999年『ぶ~けデラックス』NEW YEAR増刊にて『フルーツこうもり』でデビュー。
2001年に連載開始した『きせかえユカちゃん』から徐々にコメディ色を強め、現在の作風に至る。
自伝漫画『かくかくしかじか』で第8回マンガ大賞や第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞した。
他にも『海月姫』『東京タラレバ娘』『主に泣いてます』など数々の代表作を生み出している。

 別冊なかむらりょうこ(中村涼子)(写真左)
ワタナベエンターテインメント所属のピン芸人・中村涼子の別名義。
少女漫画あるあるを盛り込んだ一人コントやモノマネなどで大活躍中!
2017年の『女芸人No.1決定戦 THE W』にて決勝進出。
漫画関連の活動をする際には「別冊なかむらりょうこ」を名乗っている。
毎週月曜日の夜22時からニコニコ生放送にて『 別冊・少女マンガ倶楽部 』生配信。(日時変更あり)

 

最近の活動について

「死ぬまで夢を見て生きるのも人生だからね」

 

田舎: 東村先生、なかむらさん、本日はよろしくお願い致します。

なかむら: よろしくお願いします。

東村: よろしくお願いします。(田舎に対して)芸人さんだったの?

田舎: はい、そうなんです。3ヶ月くらい前まで芸人をやっていたんですけど、ちょっといろいろありまして辞めちゃったんです。

東村: まぁ芸人は辞めちゃっていいよ! やってたってしょうがないよ(笑)

 

一同: 爆笑

 

田舎: でも最近では先生が運営する東村プロダクションでもお笑い芸人のマネジメントもやられていますよね?

東村: あれは正直、「売れてほしい!」とか「売り出すぞ!」とか思っていなくて、私は芸人さんは夢を見るのが仕事だと思っていて。死ぬまで夢を見て生きるのも人生だからね。いいのよ、その期間が充実していれば。

なかむら: 以前、先生は「もしも東村プロダクションから売れそうな芸人が出てきたら全部ワタナベエンターテインメントに譲渡する」っておっしゃっていましたよね(笑)

田舎: 東村プロから売り出すためにやっているわけではなく、夢を追いかける場所や環境を提供されているんですね! ちなみに東村先生も東村プロダクションのお笑いライブに出演されているんですか?

東村: 漫才もやったしコントもやりましたよ。MCは基本毎回やるんだけど、最初の頃は毎回漫才もやってたね。

なかむら: 私も東村先生のライブに出させてもらったことがあるんですけど、先生の漫才を舞台袖にベタづきでずっと観ていました(笑)

東村: 「アパートの鍵貸します」っていうコンビ名で漫才をやって、みんなからは“アパカギ姉さん”って呼ばれてました(笑)

なかむら: 他にも先生は、東村プロの芸人さんのネタも書いていらっしゃるんですよね?

東村: そうそう、M-1とキングオブコントがあるから何本もネタ書いて、それを演じて動画撮って、送って、覚えさせて……。

田舎: えー! そんなことまでされているんですね!

漫画は記号

 

田舎: プロダクションでの活動と並行して、何本も漫画を同時連載していらっしゃって本当に多忙ですよね。

なかむら: 私はいつかこれを伝記にしたいと思っているんですけど、先生は月に8~9本の漫画の締切を抱えているにも関わらず、月曜から金曜の12~19時しか働かないと決めているんですよ。

東村: 12~19時ってさ、短いよね(笑)

なかむら: 短いですよ!(笑)6~7時間、なんならたまに5時間しか描かないときもありますし(笑)それを週5日しか描かないのに、月に8~9本も仕上げているんですよ。しかも、先生と編集さんが打ち合わせをしている場面を一回も見たことがなくて。

東村: 私は打ち合わせをしないのよ。打ち合わせもネームも、なんなら下絵もほとんど描かない。打ち合わせしたとしてもLINEでちょろっと話すくらい(笑)

なかむら: この前40ページの新連載の漫画の原稿も、いきなりペン入れからスタートしてぴったり40ページで終わらせていましたよね。

田舎: それはもう神業ですね! そういうときは最初から頭の中には40ページ分の構想があるんですか?

東村: 別に構想も何もなくて、勘で描くのよ(笑)で、途中で「ページ数が足りないなぁ」と思ったら後半はコマをちっちゃくしちゃえばいいんだから! 逆に「ページが余るなぁ」って思ったら、コマを大きくすればなんとかなるわけよ!(笑)

田舎: えっ!? そんな感じで帳尻合わせているんですか?(笑)

東村: うん、それでどうにかなるのよ! じゃないとさ、やること多くて普通にやってたら終わらないんだもん! 私の場合は、アシスタントに描いてもらってる部分も多いからね。

なかむら: ここで働き始めたときに、すごいなって思ったのが、アシスタントさん達は「先生だったらここはどう描くのかな」っていうのを考えて描いているんですよ。

東村: シンクロ率を上げているんですよ(笑)

田舎: あはは(笑)プロフェッショナルの集まりですね!

東村: でもさ、できるはずなんだよ。漫画なんか記号なんだから

田舎: 「漫画は記号」と言いますと?

東村: 例えば『ドラえもん』は藤子先生がなくなってもずっとやってるでしょ? みんながその絵を描けるから。漫画ってそのためのツールでしょって思うんですよ。自分の漫画を記号化していくことが、この10年で私が一番力を入れてきたところです。

なかむら: 前に先生に、「漫画描きながらお笑いライブなんてよくできますよね」って言ったら、「漫画は記号で、私の漫画はもうシステム化したから暇なんだよね」って仰っていました(笑)

東村: もう暇で暇で……(笑)

なかむら: これだけ連載やっていて暇なわけ無いでしょ!(笑)

東村: いやもう暇すぎて茶道を習い始めちゃったのよ! 夜も海外ドラマとか観すぎて、もう観るドラマがなくなっちゃって(笑)

なかむら: あはは(笑)すっごくお忙しいはずなのに多趣味ですよね。仕事場に魅力的なものがたくさんあるから、東村プロで働き始めてから私も7個くらい趣味が増えました!

「ネガティブな主人公とかは書かないようにしてる」

 

東村: でも真面目な話をすると、やっぱり習い事をしたり、ドラマとか映画とかを観たりしてないと描けないよ、特に女の人は。遊んでないと描けない。色んな事をやることでテンションが上がって作品を描けるっていうのがやっぱり大事! 1ヶ月3人で160ページとか描いてた忙しいときもあったけど、そういうときは楽しくないわけよ。しんどいなって思ったこともあったし(笑)でも趣味があると自分のテンションが漫画にも反映されて描けるようになるから。

田舎: なるほど! 好きなことでテンションをあげてモチベーションを保っているんですね。

東村: そうそう! あと、私は読者に向けてこういうのを発信しなきゃとか、そういう責任感も別にないから好きなものを描けるしね!

なかむら: 先生が読者さんの反応を伺いながら描いているわけじゃなくて、先生が先に走っていってから時代と読者さんが先生を追いかけてきている状態ですよね。それってどのジャンルの人でも勇気が必要な難しいことだと思うんですけど。

東村: 基本的にはマーケティングとかって意味がないと思っているんですよ。今みんな「こういうのをやったら絶対に当たる!」っていうのを一生懸命模索している時代だけど、それってまったく意味ないと私は思っていて。だって、何が当たるかとか何がみんな喜ぶかなんか、誰にもわかんないわけじゃん(笑)運だからね、結局! だから自分が描いてて楽しくて暗くないものであればいいのかなって思って。暗くないものを描こうというのはなんとなく決めてるんだけど。

田舎: 暗くないものを描くということをひとつのこだわりとして描いているんですね。

東村: うん。ネガティブな主人公とかは書かないようにしてる

 

漫画を描くということ

「漫画描くのって本当に全行程が楽しい」

 

田舎: 先生はどういう風にして物語とか設定を考えるんですか?

東村: まず、私は絵を描くのがすごく好きなのよ。「おしゃれな絵を描きたい」っていうのが根底にあるから、イラストを描いているような気分で仕事をしているというのが大前提としてあるんだけど、それって多分珍しいタイプなのよ。普通は描きたい話があって漫画という手段を選ぶものだと思うんだけど、私は絵が描きたいから、最初に決めるのが絵柄なんだよね。

田舎: お話よりも先に描きたい絵を決めちゃうんですか?

東村: そうそう! それって逆だと思うんだけど、例えば『偽装不倫』はフルカラーだし、私が好きな紫色をいっぱい使っているじゃない? あれは、紫色が合うムードの絵にしようって思ったときに、ちょっと切ない恋物語の方がいいかもって思ってそういう話にしたんですよ。あと、『主に泣いてます』っていう漫画を前に描いたときにも絵柄をすごく変えたんだけど、そのときは、昔っぽいつげ義春先生(※1955~1987年まで漫画家として活動。劇画タッチが特徴)っぽいタッチの背景を描きたいという気分になって、「それなら舞台はここにしよう!」みたいな感じで決めた。だから、言い方悪いけどストーリーや設定は二の次なんだよね!(笑)

 

死にもの狂いで非モテ道! あり余る美貌が故、絶対的不幸に苛まれる美人絵画モデル・紺野泉(こんの・いずみ)。涙腺、ゆるゆる。幸せ、ぽろぽろ。あの手この手で“非モテ道”に邁進する川沿い美人協奏曲、開演。これこそ、誰も描かなかった不幸――東村ワールド、炸裂です!!

(C)東村アキコ/講談社
引用元:Comee.net

田舎: 自分の描きたい絵があって、それを描くためにストーリーをつけているという感じなんですね。

東村: そうそう! でも、一日中描きたいわけじゃない。子供の頃ってみんなお絵描きが大好きだったのって、みんな学校から帰ってきて晩ごはんまでの2時間とか、ご飯食べ終わってから寝る前の2時間とかってすごい楽しかったじゃない? その程度でいいんだよね、私は。「楽しい!」で終わらせたい。漫画家さんの中には、お風呂にも入らずにみんなで栄養ドリンク剤を飲みながら追い込んで描くっていうのが美学だっていう人もいて、それでいっぱい傑作が生まれていると思うんだけど、私はそこまでやりたくないねん!(笑)なるべく早く終わらせて早く自分の好きなことをしたい。

田舎: なるほど。だから記号化させることで早く終わらせているんですね!

東村: そうそう、だから私はストレスとかまったくないし。ネットで叩かれたり、「もっとこういうストーリーを読みたい」とか書かれたりもするけど、それは知らん(笑)私は絵が描きたいんやからしょうがないという感じ!

なかむら: すごい気持ちのいい考え方ですね!

東村: お絵描きだって思ったら、漫画描くのって本当に全行程が楽しい! だって例えばさ、お医者さんなんてずっと立ちっぱなしでさ、絶対大変だと思うよ。しかも失敗したら人が死んじゃうこともあるんだよ。それに比べりゃ漫画家なんて遊んでるようなもんだよ!(笑)

なかむら: あはは(笑)なかなかそんなこと言う人いないですよ!(笑)

年間1000枚描いたら、ぜっったいに人気が出るし、ぜっったいに本になる

 

田舎: 先ほど「ストレスとかまったくない」と仰っていましたが、駆け出しの頃とか苦労されたことはありましたか?

東村: 若い時は絵が雑だってよく言われましたね。編集さん達に飲み会に呼ばれて、「美味しいものが食べれる~」と思って行ってみたら、ずっと「おまえは絵が雑だ雑だ」って言われ続けて。で、私が「別によくないですか?絵が丁寧なことって私にとって重要じゃないんですけど」って言うと編集さんが「じゃあ君にとって何が重要なの?」みたいな(笑)でもね、今だったら傷つくけど、その頃は若いしバカだったから、何言われても全然傷つかなかった。今思うと、泣いて帰ってもおかしくないようなことをいっぱい言われてた気がするんだけど、当時は今ほど若者がセンシティブじゃないからね。今って若者がSNSとかのせいで傷つきやすくなっているけどさ、昔は「若者は怒られるもんだ」って思ってたし、「もし本当にこの人達が私のことを『雑な絵ばっかり描く才能がないやつだ』って思っていたらこの場に呼ばないはずだ」って。

なかむら: なるほど! たしかにそうですよね。

東村: 私がタフな子だとわかってるから、こうやって美味しいものを食べさせて、こういう時間を設けてくれる。編集さんはみんなすごく優しいから、私を盛り立てて育てようとしているんだなって若い頃は思い込んでたし、多分実際にそうだったんだと思うよ。今もその編集さんたちと仲良いしね! あと、“へこむ”っていう概念が昔はなかった。実際SNS時代になると私でも傷つきやすくなったし、絶対にエゴサーチはしないようにしてる(笑)

田舎: 東村先生もネットの意見とかは見ないようにしているんですね!

東村: 意外でしょ?(笑)結局は時代なんだなって思うよ! だから今の若い子がこれから漫画を描いていくのはすごく大変だなって思いますよ。本当に地獄だなって思う(笑)

なかむら: 今はSNS発信の漫画もいっぱいありますよね。

東村: いっぱいあるよね。 どう思う? 私、毎日見ちゃうんだけど(笑) 「旦那にこうやって言ってみた漫画が泣けると話題に」みたいな見出しで記事になってるやつ、ああいうの全部見ちゃうんだけど。読んでて面白いじゃん!

なかむら: そうですよね、面白いですよね。文章で書かれていたら読まないと思うようなものでも……。

東村: そうそう、漫画だと読んじゃうよね! 私、カラテカの矢部さんの『大家さんと僕』ってすごくいい作品だなって思っていて。やっぱりね、あれだけの量をまとめて読めるからこそ入ってくる感動ってあるんですよ。あの作品って、SNSとかで1ページ漫画として読むような類の作品ではあるわけじゃん。もちろん質はかなり高いけれど。

なかむら: たしかにそうですよね。エッセイ漫画としてネットで無料公開されているような。

東村: それが一冊の本になったときに、ずーっと続いてるテーマみたいなのが中にあって、それがこの漫画の場合、私は“戦前世代の人の2018年”だなって思っていて。要するに、戦時中は女子高生くらいだった大家さんがずーっと東京で生きてきて、東京っていう街は変わったようで変わらない部分もあったりして、大家さんがいつも伊勢丹に行く(※大家さんにとって伊勢丹は戦前よく家族で行った思い出の場所)っていうところが私はすごく感動して号泣しちゃったんだけど。でもそれって1ページ漫画としてネットとかで読んだら、おばあちゃんとのほんわかしたちょっと面白い話っていう感じになるんだよね。

田舎: そうですね。1話1話としてはそういう楽しみ方ができて、さらに1冊の本としてまとめて読むと、壮大なテーマが見えて心に響くんですよね。

東村: そうそうそう! 壮大なテーマを一冊の本にして漫画を描くって、実は誰でもやろうと思えばできると思うんだよ。ざっくり言うとやっぱりボリュームなんだよ、漫画って。だから、ネットで漫画を描いている人たちが本を出して売れたかったら、年間1000枚描いたら、ぜっったいに人気が出るし、ぜっったいに本になるんだよ! すごくシンプルなこと。

田舎: 1000枚って1日3枚くらい描くペースですよね?すごいなぁ……でもそれくらい描かないといけないんですね。

東村: 500枚でもええわ。私は1000枚って23歳のときに決めてずっとやってきてるけど。私がもし月に1本くらいしか描かないような人だったら、こうやって今みたいな漫画家にはなれてないと思うし、だから結局は量やねん(笑)シンプルな話よ!

それくらいデリケートなはずなのよ、描くことってのは

 

田舎: それでは、もしも今の時代に先生が漫画家を志したらどうなっていたと思いますか?

東村: うーん、そうね……それはねぇ、厳しいねえ……(笑)たぶん厳しかったと思う(笑)

田舎: どうしてそう思いますか?

東村: シミュレーションするとね(笑)、まず4ページくらいのショート漫画を描くじゃん。そしてそれが「結婚できない女の子たちが飲み屋でなんで結婚できないかという話し合いを赤裸々にしている漫画が話題に」っていう記事にされるじゃん。それがちょっとバズるとするじゃん。それでさ、エゴサするじゃん。それで何かひどいこと書かれてるのを見ちゃったら、もう私描けなくなるもん!

なかむら: あはは(笑)

東村: 絶対無理でしょ! もう手が動かないよ、多分!(笑)絶対みんな批判的なことも書くでしょ?「あの絵のパクリじゃね?」とかさ。それを見たら、もう紙に向かえないよ! 人間ってそういうもんだから。それに負けずに描けって言われても、絵って描けないもんなんだよ。絵ってさ、子供の頃に自由に楽しく落書きしててもさ、親に立派なスケッチブック渡されたら描けなくなっちゃうんだよ。それくらいデリケートなはずなのよ、描くことってのは。だから、今の時代ではもう無理よ! 描くならSNS断ちした方がいいと思う。今の子達は。

なかむら: SNSに漫画を載せるとしてもSNSを断たないといけないということですよね?

東村: 載せてもエゴサーチはしないようにしないと! 私は人からよく「そんなのやっかみだから気にしないほうがいいよ」って言われるんだけどさ、私にとって「やっかみだから気にするな」っていう言葉って何の効力も持たないんだよ!(笑)

なかむら: たしかに! それって本当に何の効力もないですよね(笑)やっかみとか嫉妬だったとしても、その嫌な言葉を言われたという事実は残っていますからね!

東村: 『かくかくしかじか』で、「ただのフォントだな」っていう台詞(※ネットに書かれている悪口などは、生身の人間の声に比べるとただの画面の中の文字に過ぎない、と先生がスルーするシーン)あるんだけど、あれ描いたのってもう何年も前だからね。あの頃はまだ気にしていなかったけど、最近はもうやばい。きつい(笑)量がすごいもん。まあ見ないようにはしてるんだけどね!

 

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(C)東村アキコ/集英社
引用元:Comee.net

 

(後半へ続く)

まとめ

今回は、超多忙な東村先生の最近の活動に関することと、先生が思う“漫画を描くということ”について語っていただきました。

「漫画を描くのはうどんを作るようなもの」「漫画家なんて遊んでるようなもんだよ」「漫画は記号」などなど、心に残るフレーズがたくさん飛び出す“神回”となりました。

次回、後編では、“東村先生の仕事場の謎のルール”や、“漫画業界の今後について先生が思う事”などを語っていただいております!

そちらも深くて濃い内容になっていますので、是非ご期待ください!
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【記事内に出てきた作品】

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引用元:Comee.net

 

 

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引用元:Comee.net

 

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