糞みたいな日々 in オフィスの巻
こんにちは、ジミーです。
編集長から記事を書けと言われましたが、なかなか筆が進みません。
みんなこの漫画メディア大爆発時代に何を求めているんだ……。
どこでも読める記事じゃなくて、僕にしか書けない記事……。
知的好奇心をくすぐり、読んでる人たちをポジティブな気分にさせる。
そして知恵と知識を与えれるようなそんな記事……。
アホか!知らん!そんなものは!!
マーケティングから芸術は生まれないと散々最近のCMでも言ってるじゃないか!
俺はマーケターなんだ!
しかし困った。
ここまで出てこないとは……。
暇だ。
みんなせかせかと働いてるのに、おじさんこんなだらけちゃってごめんね。
I字カミソリを挟んで考えてる風を演じてごめんね。
でも浮かばないんだ。アイデアが。
これに関して俺は全く悪くない。今俺の周りにはアイディアを持った妖精が飛んでないだけ。
それだけのことさ。
良い記事アイディア、遂に降臨。
田舎: そうだジミーさん。
森山: (ん?妖精か?来たのか!!!(ガバッ!))
■田舎はるみ
元少女漫画大好き芸人。
少女漫画歴22年、生涯で10000冊以上、5000作品以上の少女漫画を読んでいるが、今となってはただの少女漫画が好きな会社員。
最近まで風邪をひいていた。
森山:(なんだ……ただの病み上がりのおじさんじゃないか……)
田舎: 前回書いた『からかい上手の高木さん』の山本先生をピックアップした記事、読者の方からの評判良かったじゃないですか。山本先生がTwitterで投稿されてる『将棋のやつ』の漫画の記事。
森山: んー。そうですね。でもあれはたまたま山本先生がSNSでもリツイートしてくれたからだし……。
田舎: ありがたかったですよね。でもジミーさん山本先生好きなんだったら、それ繋がりでなんか書いてみたらどうです? 他の作品紹介したり、イラストを紹介したりとか。
森山: うーん……。
……
そうか!それだ!
田舎: え!なんか浮かびました?
森山: 僕実は絵がちょっと描けるんですけど、女の子って描くの難しいんですよ。ほら、女子って似顔絵とかでも基本可愛く描いてあげないと許されないブス過保護法みたいなのあるじゃないですか。
田舎: ちょっとそれわかんないです。
森山: まあいいや。とにかく可愛い女の子を描けるようになりたいって願望がずっとあったんですよ。山本先生風のタッチを身につければいつでも可愛い子が描ける! そしてその方法をコミマグ読者に伝えればみんな興味を引くんじゃないですかね?
田舎: なるほど! 確かに山本先生のそんな記事今までみたことないですね!
森山: よし、そうと決まればモデル探しだ!先生のタッチを独自の描写で描けなければ意味はない。(モデル……。モデル……。可愛い女の子か……。)
森山: !!!!!! そうだ!!編集ちょ……
浦林: 嫌です。
■編集長紹介
Comee mag.編集長。
ランチはデスクでボッチ飯をして漫画を読む派のアラサーババア。
姿勢が悪いので、すぐ服にシワがつく。
森山: なんでよ! いいじゃんちょっとモデルになるくらい! この記事が影響してブス過保護法がなくなればもう世界も安泰だよ! みんなのびのびと平和に暮らせる! 誰も嘘をつくことの無い世界がやってくる! じゃあ平成も終わらせる必要ないじゃん!
浦林:ちょっと何言ってるかわかんないですけど、とにかく嫌です。人にジロジロ見られたくないし、それがジミーさんとか最悪です。それに耐えるくらいなら平成も終わってしまえばいい。
森山: えぇ……。(さよなら平成……。)どうしよう。こんないいアイディアがこんなにも早く終わってしまうなんて……。どうすれば……。
森山: !!!!!!!
森山: そうだ!!(チラッ)
田舎: ……え?
田舎: え?
▶︎Page.2:ポージング描写の前に”高木さん”の基本的な顔の描き方を学ぼう。次ページ>>