タイムリープで過去の同級生の悲劇を止める『僕だけがいない街』

タイムリープで過去の同級生の悲劇を止める『僕だけがいない街』
     

自分のブログhttp://www.kujoyugo.com/)で漫画考察記事を書いています。
子供の頃からたくさんの漫画を読み漁ってきて、コミックスの買いすぎで実家は漫画喫茶状態でした。
同じ漫画好きであるみなさんのお役に立てる記事を書いていきます!

   

主人公やメインキャラクターが過去に戻って未来を変えるタイムリープ系の作品は、一つのジャンルとして人気が高いです。

『僕だけがいない街』もタイムリープ系の作品の一つであり、主人公が少年時代に戻って、過去の同級生の悲劇を止めるために努力する作品です。

過去に戻って未来を変えたいというのは、誰でも一度は思ったことがあるのではないでしょうか。
主人公の本来の年齢は29歳なので俯瞰的な立場で小学生時代を再度送る様子が描かれるため、本作は主人公と同じ20代の人こそ、感情移入しやすい作品だと思います!

 

『僕だけがいない街』あらすじ

 

間違っているのは自分、それとも世界!?

毎日を懊悩して暮らす青年漫画家の藤沼。ただ彼には、彼にしか起きない特別な症状を持ち合わせていた。それは…時間が巻き戻るということ! この現象、藤沼にもたらすものは輝く未来? それとも…。

 

(C)Kei SANBE 2013
引用元:Comee.net

 

藤沼悟(ふじぬまさとる)は幼い頃から、過去にタイムリープする能力・”再上映(リバイバル)”を持っていました。

“再上映(リバイバル)”は、他者に悲劇が起こる直前、その悲劇の原因となる事象が発生する前に時間が巻き戻るというもの。
悟の意志では発動できず、いつも突然発動します。

ある日、悟の母親・ 藤沼佐知子(ふじぬまさちこ)は悟の家で何者かに殺され、帰宅してきた悟が彼女の死体を発見します。

母親の死体を隣人に見られ、悟が彼女を殺した犯人だと疑われてしまい窮地に陥りますが、そこでリバイバルが発動。

普段のリバイバルは数分前の近い過去に戻るものだったのですが、今回はなぜか18年前の小学生時代にタイムリープしました。

18年前に戻った悟は、この時期に起こった連続誘拐殺人事件を思いだします。
この時代にリバイバルしたということは、この事件の犯人が母親を殺した犯人と同じではないかと考え、誘拐事件を阻止しようとします。

藤沼悟(ふじぬまさとる)の能力・再上映(リバイバル)とは

リバイバルは悟の意志では発動をコントロールできず、リバイバルが起きた原因となる悪い事象が取り除かれるまで何度も発動してしまいます。悟はリバイバルの原因を見つけて悲劇を回避するために奔走せねばならず、この能力を疎ましく思っていました。

たとえば子供が交通事故に巻き込まれる状況に遭遇した場合、その直前の光景が何度も繰り返されるため、悟は繰り返される光景からこの後にどんな悲劇が起こるのかを予想し、それを阻止するために行動しなければいけません。

悲劇の阻止に成功しても、未来を知らない周囲からすれば悟が誰かを助けたことは分からないことが多く、悟にとってメリットがあるわけではありません。
悲劇の阻止のために逆に自分が怪我をしてしまうなどマイナスを被ることもあります。

自分の意志で好きな時代にタイムリープできるわけではないというのが本作の特徴です。
リバイバルが発動するかどうかは不確定なため、過去を変えることに失敗した場合に再度やり直しできるかは分からないという緊張感があります!

18年前にタイムリープして過去の悲劇を止める

母親の死をきっかけとしたリバイバルは、いつものリバイバルと全く違い、18年前という遠い過去にタイムリープしました。

これほどの過去にリバイバルしたことは今までになく、しばらく困惑していた悟でしたが、母親の死を回避できるチャンスであるため、未来の悲劇を阻止するためにこの時代の誘拐事件を阻止しようと奔走します。

当時、連続誘拐事件の最初の被害者となったのは、同級生の雛月加代(ひなづきかよ)。
雛月が失踪する前月にリバイバルしたことから、悟は事件を阻止するためには雛月を助けることが第一だと考えます。

とは言え、過去に戻った悟は、中身は大人ですが身体は小学生の子供です。
雛月を助けると言っても子供である悟に大きなことができるわけではありません。
小学生の悟が現実的にできる範囲で誘拐事件を未然に防ぐためにどんなアクションを起こすのかが見所の一つです。

本来亡くなっていたはずの同級生・雛月加代(ひなづきかよ)の魅力

悟は本来の時間軸では、雛月とほとんど接点がありません。

雛月は無愛想な少女で友達がおらず、遅刻欠席が多いためにクラスで浮いていました。
悟も今まで雛月に対して、「変な女」程度の想いしか抱いていませんでした。

しかし事件の阻止には、雛月と積極的に関わり事件に踏み込んでいく必要があると思ったため、悟は雛月と友達になろうとします。

雛月は親から虐待を受けており、それ故に塞ぎ込んで感情を表に出さず、友達作りもしようとしない子でしたが、悟と接していく内に雛月は過酷な環境を我慢して耐えているだけで、本当は素直でかわいい女の子であるとわかってきます。

虐待を受けていて、しかも本来の時間軸では誘拐されて死んでしまうという未来を持つ雛月。
悟と仲良くなり彼女が笑顔を見せるたび、彼女の境遇がかわいそうで助かってほしいと願わずにはいられなくなります。

悟も最初は母親の死を回避するために雛月と接触していましたが、やがて「雛月を助けること」自体が彼にとって大事なことになっていきます。

今回のリバイバルは18年も前に戻るという例外的なリバイバルであるため、雛月を助けることに失敗したら再びリバイバルできるかどうかは分かりません。
雛月が誘拐されるXデーが近づくたび、彼女が助かるのか本当にドキドキします!

まとめ

何度もタイムリープするタイプの作品ではないため、失敗をやり直せない緊張感がある作品です!

予想できない展開の連続で一気に読めてしまうと思います。是非読んでみてください!

 

 

間違っているのは自分、それとも世界!?

毎日を懊悩して暮らす青年漫画家の藤沼。ただ彼には、彼にしか起きない特別な症状を持ち合わせていた。それは…時間が巻き戻るということ! この現象、藤沼にもたらすものは輝く未来? それとも…。

 

(C)Kei SANBE 2013
引用元:Comee.net

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