【インタビュー】青木U平先生の新連載始動!『マンガに、編集って必要ですか?』の魅力に迫る!

【インタビュー】青木U平先生の新連載始動!『マンガに、編集って必要ですか?』の魅力に迫る!
     
元少女漫画大好き芸人。
少女漫画歴22年、生涯で10000冊以上、5000作品以上の少女漫画を読んでいます。
男りぼんっ子です。男目線で少女漫画の魅力を語ります。
   

田舎はるみの「漫画家さんインタビュー企画」第12弾!

以前、インタビューをさせていただき、作品のウラ話やご自身の好きな漫画について話していただいた青木U平(@aokiuhei先生。

 

 

前回のインタビューの最後に、10月26日から『くらげバンチ』にて新連載『マンガに、編集って必要ですか?』が開始されると発表してくださいました。

今回は、ご多忙にも関わらず再度インタビューのお時間をいただき、新連載開始が間近に迫った『マンガに、編集って必要ですか?』に関するお話を聞いてきました!

 

【プロフィール画像】


青木U平
2013~2014年、『週刊ヤングマガジン』にて『フリンジマン』が連載され、2017年にテレビドラマ化される。
現在は『ぐるなび』にて『酩酊!怪獣酒場2nd』を隔週連載中。
10月26日から『くらげバンチ』にて新連載『マンガに、編集って必要ですか?』を開始予定。

 

『マンガに、編集って必要ですか?』ってどんな漫画?

作品が生まれたきっかけは?

田舎: 青木先生、新連載おめでとうございます!! 前回のインタビューでもご紹介いただいた新連載『マンガに、編集って必要ですか?』ですが、改めて作品を一言で言うとどのような漫画ですか?

青木: ありがとうございます! 簡潔に言うと、“編集さんと漫画家のハートフルコメディ”です。

田舎: ハートフルコメディですか! すごく楽しみですね。ちなみに今作はどんなきっかけで生まれた漫画なんですか?

青木: 「話の長い人っていますよね~」という打ち合わせ中の雑談から生まれました。打ち合わせがもう終わっているのにずっと雑談を続ける人……そんな、“怒る”とまではいかないけれども「ぬぬぬ……」となってしまう状況を漫画にしてみようというところから、この漫画はスタートしました。

 

(C)青木U平/新潮社

 

田舎: なるほど! たしかに、話の長い人っていますよね。怒るほどではないけども、「ぬぬぬ……」となる感じ、すごくわかります!(笑)。

青木: 漫画の打ち合わせに限らず、そういう長い話を聞かされて時間を持て余している方ってけっこういると思うんですよ。あ、ちなみに僕はそんな気持ちになったことはありませんよ! 編集さんにはお酒を奢ってもらったりして、楽しい時間を過ごさせてもらっていますから(笑)

田舎: 青木先生と担当編集さんの関係は良好なんですね! タイトルだけ見ると、少し漫画業界に切り込んだ内容の作品かなと思えるんですが、先生が常日頃思っていらっしゃる意見なども作中には出てきますか?

青木: 出てくると思いますが、どれが僕の意見かは秘密です。なにしろ、僕は編集さんに何の恨みもございませんので!

田舎: あはは(笑)どの意見が先生の意見なのか勝手に想像しながら読むのも楽しそうですね!

全ての漫画読者、漫画関係者に届いてほしい

田舎: 青木先生は『マンガに、編集って必要ですか?』をどのような思いで描かれていますか?

青木: 読んで、いろんな人に賛否語り合っていただきたいです。全ての漫画読者、漫画関係者に届いてほしいと思っています。

田舎: 漫画業界を描いた漫画なので、漫画好きな人や関係者さんには必見の漫画ですよね! 僕もすごく楽しみにしています。このような漫画業界をテーマにした漫画を描くにあたって、大変だったことや苦労したことはありますか?

青木: 業界全体で見ると僕などまだまだペーペーなのですが、アシ時代からそれなりに編集さんとも思い出がありますので、どれを物語にのせるべきか取捨選択が大変でした。

田舎: なるほど! ということは、実際に青木先生と担当編集さんのやり取りがそのまま作中で再現されていたりもするんですか?

青木: 今お答えしたことと矛盾してしまうのですが、それはないです。主人公の担当が24歳女子という設定で、僕はそんな人に漫画を見てもらったことはないです。思い出を幾重にも脚色しています。

田舎: 実際の編集さんとの思い出を元に創作されたということですね。青木先生は編集さんとけっこう綿密に打ち合わせなどをする方ですか?

青木: 綿密にはしませんが、打ち合わせ後には大抵お酒を奢ってもらいます。編集さんにはお世話になりっぱなしで……。

田舎: すごくいい関係ですね! やはり漫画家さんと編集さんは二人三脚で漫画を作られるんですね。昨今、ネット上などで“編集不要論”が囁かれていますが、それに関してはどう思われますか?

青木: それに関しては、今回の作品の中で結論を出します。なので是非読んでください。人気が出ずに打ち切りになったら答えは出せません!(笑)

田舎: それはすごく楽しみです! その答えを作中で読むためにも、全力で応援させていただきます! 青木先生、ありがとうございました!

青木: ありがとうございました!

まとめ

web漫画やSNS発信の漫画が人気の現代では、“編集不要論”が囁かれています。

青木先生の新作も『マンガに、編集って必要ですか?』というタイトルからのイメージで、編集不要論について言及した、漫画業界にメスを入れるような作品なのかな、と勝手に思い込んでいたのですが、先生曰く、

「穏やかではないタイトルですが、内容は「業界に問う」といった重いテーマではないので、会話劇コメディとしてお気軽に楽しんでください。」

とのことでにこやかにお話しされていました!

作中で編集不要論に対する先生の結論を出す、とのことなので、これは漫画好きには必見の漫画になりそうですね!

『マンガに、編集って必要ですか?』は10月26日に『くらげバンチ』にて連載開始です!

配信を楽しみに待ちましょう◎

(C)青木U平/新潮社

(おまけ)

田舎: ここだけの話、新作について何か制作秘話やウラ話などはありますか?公表できる範囲で結構ですので。

青木: 実は、これは担当編集にも言っていない秘話なのですが……。

田舎: ……(ゴクリ)(緊張)

青木: この漫画からGペンで描くのをやめました……。ミリペンというサインペンのようなもので描いています……。

田舎: ……!?

青木: そっちの方が、楽なんです……。

取材後に調べてみたのですが、Gペンは線に強弱をつけることができて色々なバリエーションの表現ができる反面、インクをつけながらの作業になるため面倒だというデメリットもあるそうです。

一方でミリペンは、線の強弱はつけづらく、太さの違うペンを使い分けながら描く必要があるけれど、乾きも早く、かすれにくく、圧倒的に描くのが楽だそうです!

というわけで、過去作との絵のタッチの微妙な違いにも注目してみましょう!

 

【青木U平先生著作の作品紹介!】

店員もお客もウルトラ怪獣だらけの「怪獣酒場」にバイトとして入店した、うるま寅次郎。そろそろ仕事にも慣れたころ、次に与えられたミッションは“新人教育”。
だけど、そいつは禍々しいオーラを放つ、明らかに“ヤバい”大型新人だった──。

怪獣酒場初心者も大歓迎、超待望の新シーズンが開幕!

(C)青木U平(C)円谷プロ/ヒーローズ
引用元:Comee.net

 

場末の雀荘に集まった4人の男たち。彼らはある共通の願望で繋がっていた。その願望とは「愛人を作りたい!!」という清々しいまでに不純で、申し開きできないくらいにストレートなものである。そして男たちは『愛人同盟』を結成する!! 不倫のベテランである井伏(通称:愛人教授)から、愛人作りのノウハウを伝授される田斉たち。果たして、彼らは愛人を獲得することができるのか……ッ!?

(C)青木U平/講談社
引用元:Comee.net

 

ダサ男子、女性ファッション誌という魔界へ! オシャレは苦行!?

オシャレ、なにそれコワイ…! 流行やオシャレに無縁の男たちが、女性ファッション誌の編集部へと異動となり、日々オシャレな誌面づくりやオシャレな女性文化に翻弄されるギャグマンガ!

(C)青木U平/KADOKAWA
引用元:Comee.net

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