ヨークシン編で登場した、有力マフィア”ノストラード組”の組長の娘・ネオン=ノストラードは、『週刊少年ジャンプ』2018年15号の回にて、死亡していることが示唆されました。
ヨークシン編終了からほとんど出番がなかったネオンですが、性格に多少の難はあれど見た目は可愛い少女だったので、人気もそれなりに高かったと思います。
ネオンの死はファンにとってショックな出来事でした。今回は誰がネオンを殺したのか考察してみます。
ネオン=ノストラードとは
ネオンは、クラピカが所属する有力マフィア”ノストラード組”の組長の娘。
マフィアの稼業に興味はなく、戦闘力も皆無の女の子です。
性格は非常にわがままで自分勝手であり、周囲の事情など全く気にせず自分の都合通りに物事が進まなかったらわめき出します。
念を使うことができ、『天使の自動筆記(ラブリーゴーストライター)』という他者の未来を占う能力を持っています。
占いの的中率は100%で、不幸な未来は警告が記されており、警告に従えば不幸を回避することも可能な便利な能力です。
ネオンの父親であるライト=ノストラードは、ネオンの占いをマフィア相手のビジネスとして利用し、莫大なお金を稼いでマフィアの世界で急速にのし上がりました。
ネオン自身はビジネスに興味がなく、父親にわがままを通す代わりとして、占いの仕事を嫌々引き受けています。
しかし幻影旅団の団長・クロロ=ルシルフルの念能力『盗賊の極意(スキルハンター)』により念能力を盗まれ、ネオンは能力を使えなくなってしまいました。
ネオンが能力を使えないためにノストラード組の最大の優位性であった未来予知のビジネスを失い、組長はこの先どうすればいいのかわからなくなって心労で追い詰められていました。
ネオンが死んだことが示唆される
クロロはネオンから盗んだラブリーゴーストライターで団員を占い、旅団の未来を予知して不幸を避けていました。
クロロのスキルハンターは、盗まれた能力者が死亡すると、その盗んだ能力を使えなくなるという制約があります。
おそらく敵から能力を盗んだ場合、盗まれた者に死なせず反抗もさせないように監禁しているのだと思われます。
ネオンの場合は、ネオンに友好的に接し、会話の中で悟られないように念能力を盗んでいたため、盗まれたネオンもなぜ自分が能力を使えなくなったのか分かっていませんでした。
クロロに害が及ばないので監禁せず放置していたのだと思います。
(ネオンの場合拉致や監禁をしてしまうとマフィアと厄介ごとにもなりそうですしね)
そのクロロが、「スキルハンターからラブリーゴーストライターの能力がいつの間にか消えていた」と発言しました。
「いつの間にか」という文言からクロロが能力を返したわけではないようですので、能力を盗まれたネオンが死亡したものと考えられます。
ネオンを殺したのは誰か
ネオンが死亡していることが示唆されたものの、どうして死んだのか、その真相は不明です。
ネオンを殺したと考えられる人物を予想してみます。
①ネオンの自殺
一つ目はネオンの自殺という線。
能力が使えなくなったこと自体は、ネオンにとってそこまで大きなショックではないと思います。
自分の特技がなくなったことはショックでしょうが、父親と違ってマフィアの世界でのし上がるといった野望を持っていないので、父親ほど取り乱していませんでした。
ただ、組長の娘として優遇され、わがままでも父親から許されていたのは、未来予知の能力を持っていたためです。
組長はネオン自身よりネオンの能力を大切にしているような感じであり、ネオンに占ってもらうためにご機嫌取りに必死でした。
ネオンの能力を失って取り乱していることからも、ネオン自身を大切にしているようにはあまり見えません。
能力を失った今、追い詰められている父親にも責められそうですし、ノストラード組に貢献できなくなった彼女の立場も今までと変わるものと思います。
そうなれば、父親に責められて精神的に彼女も追い詰められ、自殺に至るという可能性もないとは言えないです。
また自殺とは少し違いますが、精神的に追い詰められて体調を崩して病死した、というのも考えられますね。
②父親のライト=ノストラード
ノストラードの組長であるライト=ノストラードは、元々小さな組をネオンの占いのお陰で大きな組にのし上げました。
マフィアは職業的に命を狙われやすいため、ネオンの予知能力はマフィアの重鎮たちにも気に入られています。
マフィアの競売にかけられた緋の眼を落札するときは、29億という大金を費やしてしまったものの、ネオンの占いがあれば取り返せる額だとネオンの占いを当てにしていました。
ネオンが能力を失ったことで貴重な収入源を失い、組長は人生の終わりだとでも言うように心労で追い詰められ、部屋がちらかりクラピカにも当たり散らしていました。
現在のノストラード組は、若頭のクラピカが組を立て直しているので、以前ほどではなくてもある程度の立場は保てています。
ただネオンの占いがあった時期は、組長は他のマフィアに対して尊大な態度を取っていて恨みを買われていたので、組長にとってはマフィアの世界はすでに相当居心地が悪いでしょうね。
その組長なら、能力を失ってしまったネオンを腹いせで殺害したり、追い詰められて無理心中などを図ったりしてもおかしくないと思います。
(組長が生きているかは現在のところ不明です)
③ネオンを恨んでいるマフィア
ネオンの能力は多くのマフィアに気に入られていましたが、ノストラード組より下の立場にあたるマフィアからは、妬みの対象にされていました。
特にそれまでノストラード組にでかい態度を取っていた組は、一気にノストラード組に追い抜かれて良い思いはしていないでしょう。
実際、ノストラード組長に表立って暴言を吐いているマフィアもいました。
彼らがノストラード組の生命線であるネオンを暗殺した、という可能性もあります。
ただネオンには常にボディガードがついていて、警護は厳重なものとなっています。
それに能力を使えなくなって占いの依頼を受けることができなくなっているので、ネオンが何らかの理由で占えなくなったと他のマフィアも気付いているはず。
占いができなくなったネオンを殺すメリットはないですから、マフィアに殺された可能性は低いと思います。
④ネオンの念能力を恐れたヒソカ=モロウ
ヒソカ=モロウは強い念能力者と戦うことが大好きで、クロロとずっと戦いたがっていました。
ヨークシン編の頃から決闘しようとしていましたが、二人の決闘は暗黒大陸編になってようやく叶います。
ヒソカはクロロがラブリーゴーストライターを使えることを知っています。
ヨークシン編では、ヒソカは幻影旅団の団員になりすましており、ヒソカ自身もクロロに未来を占われていました。
ラブリーゴーストライターは自分の未来を占うことはできないため、クロロ自身の未来を占えないですが、もしクロロが死ぬといった旅団にとって大きな出来事となる未来があれば、団員を占うことで分かることでしょう。
クロロはヒソカと戦うことに拘りはせず、わざわざ旅団にとってマイナスになる行為はしません。
もし団員を占ってヒソカに負ける未来が暗示されれば、ヒソカと戦うことを避けるでしょう。
未来予知の能力がある以上、クロロがヒソカとの戦いに応じるのは勝ちが確定しているような状況でなければしないと思います。
ヒソカは負けることが決まっている戦いを望んでいるわけではないですから、クロロと戦う上でラブリーゴーストライターは脅威だったのではないでしょうか。
そのためラブリーゴーストライターの元々の能力者であるネオンを殺して、自分と戦う前に未来を占われることを阻止した可能性はあり得ます。
ラブリーゴーストライターの持ち主がネオンであることは、クロロが発言していましたからヒソカも知っていますしね。
ヒソカであればマフィアの護衛ごとネオンを殺すのは容易いでしょう。
まとめ
ネオンを殺した人物はいくつか可能性がありますが、父親のノストラード組長か、ヒソカの可能性が高いと予想します!
個人的にネオンは好きなキャラだったので、死亡したのはかなりショックです……。
クロロに未来予知の能力があると強すぎるので、ストーリー上仕方なかったのかもしれません。
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