【インタビュー】単行本2巻発売記念!『腐女子クソ恋愛本』おののぶし先生の素顔に迫る!

【インタビュー】単行本2巻発売記念!『腐女子クソ恋愛本』おののぶし先生の素顔に迫る!
     

漫画と酒と日本語ラップをこよなく愛する人。漫画蔵書5000冊以上。漫画はオールジャンルなんでも読みます。お酒もオールジャンルなんでも飲みます。元よしもと漫画研究部副部長。現在は人生模索中。

   

リアル『腐女子クソ恋愛本』!合コン・婚活の経験談

河野: 『腐女子クソ恋愛本』の中で「合コンに参加するにあたって必要なものは好きな芸能人をひとり用意しておくこと」って描いてましたよね。おの先生は好きな芸能人は誰ですか?

 おの: 成宮寛貴さんって答えていたんですよ。本当に顔がめちゃくちゃタイプで。でも引退されてしまったので、今は松坂桃李さんって答えていますね。

河野: これは合コンに参加した時に、「好きな芸能人誰ですか?」という質問を想定した答えですか?

 おの: 最初はそうだったんですけど、今では普通に好きですね。しかも松坂くんって『遊☆戯☆王』好きなんですよ! 私も『遊☆戯☆王』好きなので!

河野: 趣味も合うと!

 おの: そうですね。でも、芸能人だけじゃなく声優も有りなら津田健次郎さんですね。

担当M: おの先生本当好きですよね!

河野: (スマホで調べる)わぁ! めちゃくちゃイケメンですね!

 おの: イケメンですよ! 俳優もされてる方なので。でも合コンでの答えは松坂桃李さんになりますけどね(笑)オタクじゃない人は声優さんに疎いことが多いので……。

河野: 合コンは行かれたことあるんですか?

 おの: ありますけど今は全く行かないですね。

河野: 結婚願望はあります?

 おの: 今はあまり無いですが、昔は焦っていてちょっと婚活しましたね。婚活パーティーに行った事ありますよ。

河野: 婚活パーティーですか!合コンより一個レベル上な感じがしますが。

 おの: 友達と2人で行ったんですけど全然面白くなかったですね。共通の話題がなさすぎて、何喋ったらいいかわからなくて盛り上がらないんですよ! そのときも、隣の友達が男性にされてた会話が「こしあんとつぶあんどっちが好きか?」だったんですよ!(笑)私は私で「好きな季節は何ですか?」って聞かれて。これはもう限界だなと思って帰りましたね! それ以来行ってないです(笑)

河野: 極論を言うとそんな話題でも盛り上がれる人がいれば最高なんですけどね!(笑)

 おの: まさにそうなんですよ! 多分「こしあんとつぶあんどっちが好きか?」でも腐女子同士だったら盛り上がれるんですよね! 婚活はもういいです(笑)

仕事、同人活動、連載のバランス

河野: 今は漫画以外の仕事もされてるんですよね?

 おの: はい。してます。

河野: 仕事もしつつ同人活動もしつつ商業誌での執筆もするってかなりお忙しいんじゃないですか?

 おの: そうですね。忙しいですけど、同人活動からデビューした人はみんなこんな感じだと思いますよ。

河野: 今、1週間の仕事のスケジュールってどんな風に予定をたてられてるんですか?

 おの: 平日は仕事、休みの日は原稿、って感じですね。

河野: 平日の仕事終わりに原稿は描かないんですか?

 おの: 仕事終わりも描きますよ。平日は夜9時から深夜1時まで、休みの日は一日中原稿作業ですね。でも楽しいんですよ。楽しいから続けられてるって感じですね。

河野: それだけ過密なスケジュールだとやっぱり楽しみながらじゃないと続けられないんですね。おの先生は同人活動と商業誌での連載、両方やられていますがそれぞれの違いとかってありますか?

 おの: 同人誌は100パーセント自分の好きなように描ける、商業誌はネームのチェックが入るっていうのが一番の違いですかね。同人誌は「描きたい!」って欲が先にあるので、描いたら終わりなんですよ、私の場合は。そこから先の「売れたい!」って欲は無いんですね。でもやっぱり商業誌だと人に見てもらわないといけないって意識があるので描き方に違いはありますね。

河野: 『腐女子クソ恋愛本』の編集は作品にも出てくる担当Mさんがされているんですよね?

担当M: そうですね。

河野: 担当編集さんの前なので聞きづらいんですけど……、最近は「編集不要論」みたいな話をよくTwitterやネットで見聞きするのですが、おの先生は編集は必要だと思いますか?

 おの: 担当さんが最初の読者なので「ここはもっと、こうした方がいいですよ」って指摘された部分は他の人が読んでも多分引っかかってしまう部分だと思うんですよ。例えば友達に見せてもやっぱりオブラートに包んだ優しい言い方しかしてくれないと思うんです。でも担当さんは仕事なので的確に指摘してくれるのでありがたいですね。

河野: ではおの先生的には編集者さんは必要な存在だと。

 おの: そうですね。必要です。講談社様には媚びを売っておかないと!(笑) でも世間の論調として編集者さん要らないって意見もわかりますね。自分の好きなように描いても売れる人には編集さんはいなくてもいいのかもしれませんね。その後のメディアミックス化されたりって所まで考えたら全然また別の話ですけど!

好きな漫画と描く漫画の違いとは

河野: おの先生の親しい方やよく関わる方はやっぱり腐女子の方が多いんですか?

 おの: そうですね。普通の友達もいたはずなんだけどなぁ(笑)何かあった時に「ねぇねぇ、聞いてよ!」っていうのは腐女子の友達ですね。例えば今急に失業したとしたら真っ先に相談するのは腐女子の友達です(笑)

河野: 腐女子以外の人との会話ってどんな事を話されることが多いですか?

 おの: 政治、宗教、野球、の三大タブーとされてる話くらいしか思いつかないですね!(笑) もしくは本当に中身の無い「会話をするための会話」みたいな。腐女子友達とはそういったことが無いので楽ですね。

河野: 友人付き合いは一緒にいて楽しい人といた方がいいですもんね。

担当M: おの先生の場合、腐女子友達と会う機会が単純に多いっていうのもあるんじゃないですかね?イベントが各地であるから2〜3ヶ月に一回は必ず会うみたいな。

 おの: あー、確かにそれはあります! 近くにいる友達より遠くにいる腐女子友達の方が会ってたりしますね! イベントで更に友達が増えたりもしますし。

河野: まさに腐女子が繋いだ輪ですね! ちなみに執筆以外の趣味とか息抜きってありますか?

 おの: んー……無いですね。

河野: 漫画は読んだりしませんか?

 おの: 漫画は読みますね! じゃあ漫画読むのと映画を見るのが趣味ですかね。もっと活動的な趣味を求められているのかと深読みしちゃいました!(笑)

河野: あはは!(笑) 本当に単純におの先生の好きなことをお聞きしたくて聞きました!(笑) 漫画や映画がお好きなんですね。ちなみに最近好きな漫画とかあったりしますか?

 おの: 『ドロヘドロ』好きで読んでますよ。河野さんが今着てるそのTシャツ『ドロヘドロ』ですよね?

河野: すごい!長いことこのTシャツ着てますけど、『ドロヘドロ』だって気づいてくれた人は人生で2人目です!

 おの: なんかめっちゃ『ドロヘドロ』のパクリみたいなTシャツだなぁと思ってよく見たら『ドロヘドロ』だったんで驚きました!(笑)

河野: 『ドロヘドロ』もいよいよ完結ですね! 18巻のラストで「次集、完結」って出てから長かったですからね!(笑) 結局23巻までかかるっていう(笑)

 おの: ですね! 長く楽しめたのでファンとしてはありがたいですけど!(笑)

河野: 『ドロヘドロ』で盛り上がれて嬉しいです(笑)ちなみに、好きな漫画の話になったのでお聞きしたいのですが、基本的にはいつも好きな漫画を二次創作しようって感じなんですか?

 おの: それとこれとは別なんですよね(笑)大前提として二次創作する漫画の事はもちろん凄く好きなんですけど。隙間を埋めて妄想したくなる作品と、あるがままをそのまま楽しむ作品は別というか…。とにかく描きたいものが浮かんだら描くって感じですね。

河野: そうなんですね。

 おの: ちなみに河野さんは同人誌読んだことありますか?B L物じゃなくてもいいんですけど。

河野: ありますよ。某ジャンプ漫画のエロ同人ですね。

 おの: やっぱり最初はジャンプ漫画なんですよね!

河野: あとは某RPGのエロ同人とか。

 おの: はいはい! そこら辺は根強い人気がありますからね! 意外と読んでるじゃないですか!(笑)

河野: いや、本当にその数冊だけですよ!(笑)ここの部分どう記事にしよう……(笑)

エロだけじゃない!奥深い同人の世界

河野: ちなみに、同人誌=エロってイメージなんですけど、必ずしもそうでは無いんですよね?

担当M: 確かにエロのイメージが強いですけど、お堅い同人誌もありますよ。健全でいて、心情がものすごく丁寧に描かれた同人誌とかもありますし。それこそ同人誌は、明治時代に文壇のひとたちが自分たちの作品を発表するために自費で雑誌を出したことがはじまりと言われていますし……。今は、一次創作・二次創作問わず、個人で出版した本を同人誌と呼ぶのが一般的な見解かなと思います。

 おの: コミケの3日目とか面白いですよ。お堅い評論ジャンルの本とか旅行エッセイとかもありますし。私の友達の旦那さんも同人活動をしているんですけど、書いている内容は某スポーツの推しチームの一年間の試合結果と自分なりの考察をまとめた本ですからね。そこにオリジナルのエロもあるので3日目はカオスですね!(笑)

河野: 面白そう!行ってみたくなりますね!

 おの: コミケは戦場ですよ!(笑)その場で買わなきゃ二度と手に入らない物もあるのでみんな殺気立ってますね! 今は委託販売で後々手に入る物もあるので便利になりましたけど。

担当M: でも「新刊完売」の四文字を見ると絶望しますけどね!(笑)そういえばKブ撤退しちゃいましたよね!?

 おの: 撤退しましたねぇ……。

河野: すみません(笑)Kブってなんでしょうか?

担当M: K-BOOKSっていう同人誌を委託販売していた会社が委託販売から撤退したんですよ。

河野: 業界的にはかなり大きな出来事なんですか?

 おの: 腐女子界隈ではトップニュースでしたね! 「平成が終わるぞ、消費税が上がるぞ、K-BOOKSが撤退するぞ!」みたいな! それくらい腐女子界隈では大きな出来事でした!

河野: そうなんですね。全然知らなかったです。

 おの: 知らないのが普通なので大丈夫ですよ(笑)

現在のB L事情

河野: B L物を描く上で一番理想のシチュエーションって何ですか?

 おの: めちゃくちゃ難しいですね!(笑)キャラや設定によって全然違うので。

河野: 作品によりけりですか?

 おの: そうですね。でも私は基本的には「受け」側が心が広いのが好きですね。

担当M: わかる!(笑)愛が重い方が「攻め」で愛が深い方が「受け」っていう分類もあったり。「攻め」の重い愛を受け止めてくれるのが「受け」であってほしいんですよね。

 おの: 私が好きな「受け」は何でも受け入れてくれる聖母みたいな(笑)あくまでそれは1つのパターンなんですけどね。描いてて楽しいのはそのシチュエーションですね。でも今の主流はその逆なんですけどね。

河野: 主流と言いますと、流行り廃りがあるものなんですか?

 おの: ありますね。私が今言ってたようなシチュエーションは今の流行りでは無いですね。ちょっと古いというか。今は担当Mさんがさっき説明したものとは逆で、愛が重い方が「受け」側で愛が深い方が「攻め」側の方が主流っぽいですね。商業B Lで今多いのはこっちかなと思います。

河野: 一言にB Lと言っても無数にシチュエーションがあるんですね!

『腐女子クソ恋愛本』を通して伝えたい事

河野: 色々と面白いお話を聞かせて頂きました!『腐女子クソ恋愛本』の2巻がますます楽しみになりました!最後に読者の方に向けて伝えたいことなどがあればお願いします!

 おの: 結婚も恋愛もせずとも人生は楽しいんだぞって事を伝えたいですね。更に詳しく言いたい事は単行本に描いてありますので是非買って読んでもらえたら嬉しいです。

河野: タイトルに腐女子とついていますが腐女子以外の方も楽しめる内容になってますもんね。

 おの: ありがとうございます。タイトルの腐女子の部分を自分が熱中している何かに置き換えてもらえればなと。

河野: おののぶし先生ありがとうございました!

 おの: ありがとうございました!

まとめ

いかがだったでしょうか?
知らない世界を色々と教えて頂き凄く有意義な時間を過ごさせてもらいました!

ここには書けないようなディープな話もたくさん聞かせて頂きました! 書けないのが本当に悔しい!(笑)

おののぶし先生とはクエンティン・タランティーノ さんの映画作品が好きだったり、『ドロヘドロ』が好きだったりと個人的にとても趣味が合う方だったので話していてとても楽しかったです!

Comee宛に素敵な色紙も描いて頂き、写真を一緒に撮らせてもらいました!

 

 

『腐女子クソ恋愛本』2巻の発売は11月13日!

1巻に続き繰り広げられるアラサー腐女子の戦いに共感・スカッとすること間違いなしですよ!

 

【おののぶし先生著作の作品情報】

pixivコミック300万PV超!ようこそ!明るく楽しい地獄の腐女子道へ!「もうアラサーなのにまだ結婚しないの?」「遊んでばっかりいると将来後悔するよ!」そんな世間様の風潮はハムスターがぶったぎる★恋愛?結婚?うるせえ好きに生きさせろ!わかりみの声続出…恋愛不適合腐女子あるある満載!生きづらさを感じるすべての(腐)女子に捧ぐ痛快エッセイ、開幕!

引用元:Comee.net

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