『北北西の雲と往け』が描くミステリーとファンタジーとアイスランドの魅力に迫る!

『北北西の雲と往け』が描くミステリーとファンタジーとアイスランドの魅力に迫る!
     

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アイスランド、と聞くと皆さんはどのようなイメージを抱くでしょうか?
北欧の島国……それ以上の知識はない方も多いのでは?

そもそも、世界地図なので見た記憶はあるけれど、どこにあるかは正確には覚えていないという方もいることでしょう。

今回はそんな、日本人には馴染みも少ないアイスランドの魅力が伝わる『北北西に雲と往け』を紹介します。

『北北西に雲と往け』はどんな作品?

本作はKADOKAWAから発行されている『ハルタ』にて2016年の3月より連載が始まった、入江亜季さんによる作品です。

主人公の御山慧(みやまけい)は故郷の日本を離れて、祖父であるジャックとアイスランドで暮らしています。

慧の職業は探偵です。
といっても、ミステリー作品にあるような殺人事件を捜査する探偵ではなく、人探しなどを行う現実にもいるような探偵業を営んでいます。

探偵としてアイスランドでの生活を送る中、ジャックの恋人で女優の“カトラ”や、カトラの姉の子供のリリヤ、慧の日本人の親友である(きよし)と交流を深めていく作品です。

本作の3つの特徴

本作は大きくわけて3つの特徴があります。

1つ目の特徴は、慧の弟である御山三知嵩(みやまみちたか)に関するミステリーです。
慧は数少ない肉親である三知嵩を心から愛していますが、どうやら三知嵩の過去には大きな秘密がある様子。
日本からやってきた刑事は三知嵩が叔父夫婦を殺害したと疑っているようですが、慧はそう思っていません。

しかし、読者には2018年に発売されている2巻までの間で、慧や三知嵩の過去にどのようなことが起きたのかは断片的にしか語られていません。
三知嵩には大きな謎があるようですが、それが一体どのような種類のものなのかもわからないというのが実情です。

2つ目の特徴は慧に備わった特殊な能力です。
慧は車などの機械や部品と会話がすることができます。
この不思議な能力は血筋によるものらしいのですが、備わる能力は家族でも異なるそう。
ジャックは若い頃に鳥になって空を飛んでいた経験を持つという話をしています。
三知嵩の能力はまだ判明していませんが、きっと何か特別なものがあるのだろうと想像できます。

本作はミステリーの要素と、ファンタジーの要素が入り混じった物語です。

アイスランドの自然の魅力がいっぱい!

では、もう1つの特徴は何でしょうか?
それはアイスランドで暮らす人々の日常や、自然の魅力を描いている点です。

本作は上記のような特別な物語も展開されていますが、カトラやリリヤとの交流など、日常的な描写が非常に多いです。
また日本からやってきた清にアイスランドを色々と紹介するシーンでは、まるで実際に観光しているような気分になります。

ストロックル間欠泉は5〜10分ほどの感覚で吹き出し、その高さは20〜30メートルにまで届くほどの大迫力!
吹き出すのは地熱により温められた熱湯なので、周囲は蒸気が立ち込めており、自然の神秘を感じます。
またレイキャダールルと呼ばれる広大な渓谷では、川を温泉が流れており、水着姿で入ることもできます。

雄大な自然の中で温泉を楽しむ様子は読んでいるだけですぐにでもアイスランドに行きたくなるほど!
これらの場所を巡り、目を輝かせる清の興奮した様子がこちらにも伝わってきます。

しかし火山が多い分、土地が火山灰などの影響もあり痩せており、また冬場の厳しい寒さもあります。
そんな厳しい環境だからこそ、豊かな自然を守るために、ハイキングコースに木道を作るなどの多くの工夫をしています。
それだけ魅力的な自然を守るために、様々な苦労があることもしっかりと教えてくれる作品です。

まとめ

いかがでしたか?

ミステリーやファンタジーの要素もありつつ、アイスランドに暮らす人々やその自然を描いた本作は、いろいろな楽しみ方ができます。

あまり漫画の舞台として注目されることの少ない国ですが、だからこそ新鮮な感動があります。
疲れた日常を少しでも癒してみてはいかがでしょうか?

 

旅、ときどき探偵。

舞台はアイスランド島、北緯64度のランズ・エンド。
17歳の主人公・御山慧には3つの秘密があった。
ひとつ、クルマと話ができる。ふたつ、美人な女の子が苦手。
3つ、その職業は、探偵――。
あるときは逃げ出した飼い犬を連れ戻し、
またあるときはひと目ぼれの相手を探し出す。
愛車ジムニーを駆りながら、
胸のすくような探偵活劇が、いま始まる!
若き魔法使いの成長を描いた『乱と灰色の世界』から2年。入江亜季の最新作は極北の大地が舞台の“エブリデイ・ワンダー”!!

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