【インタビュー】元システムエンジニアの漫画家・村田川啓先生が描くIT系ギャグ漫画『ドンジニア』が面白い!!

【インタビュー】元システムエンジニアの漫画家・村田川啓先生が描くIT系ギャグ漫画『ドンジニア』が面白い!!
     
元少女漫画大好き芸人。
少女漫画歴22年、生涯で10000冊以上、5000作品以上の少女漫画を読んでいます。
男りぼんっ子です。男目線で少女漫画の魅力を語ります。
   

田舎はるみの漫画家さんインタビュー企画、第21弾!

今回は、『comico』のチャレンジ企画「登竜門」から見事勝ち上がり、2018年11月から公式連載をスタートした『ドンジニア』の村田川啓先生にお話を伺いました。

『ドンジニア』はIT企業のシステム開発チームを舞台にしたギャグ漫画で、IT企業で働く僕にとっては興味深い漫画です。

もちろんITに興味がない方でも、特別な知識などがなくても楽しめる漫画になってます!

作品にまつわるお話や村田川先生のギャグセンスの源など、いろいろと貴重なお話を聞いてきました!

 

【プロフィール情報】


村田川啓
千葉県出身。元システムエンジニア。
読者の応援ポイントランキングの順位に基づき「公式化」が決定する『comico』の企画「登竜門第3期」(2018年4月~7月開催)において多くの読者から支持を集め、一般投稿枠の「ベストチャレンジ」から「公式連載」への昇格が決定。
2018年11月2日にIT系ギャグマンガ『ドンジニア』で公式作家デビュー。
毎週金曜日に連載中。

 

公式連載スタート『ドンジニア』

 

 

作者も予想外のコンペ結果

田舎: 『ドンジニア』は『comico』での公式連載をかけたコンペイベントで勝ち上がって、見事11月から公式連載が開始されたんですよね。おめでとうございます! 公式連載が決まった時はどういう心境でしたか?

村田川:ありがとうございます。『comico』サイト内のコメントでも書いたんですけど、まさか選ばれると思っていなかったのでほんとに予想外でしたね。

 

「絵も内容もcomicoの読者層に合ってない」という予想に反し、まさかの結果に驚いております。これもひとえに応援していただいた皆様のおかげです。ありがとうございました。引き続き製麺業界SEのドラマをヌメッとお届けしていきますので、今後ともよろしくオナシャス。

引用:「登竜門 – comico(コミコ) マンガ」http://www.comico.jp/event/2018/3/touryumon/result.nhn

 

田舎: あまり自信はなかったということですか?

村田川: はい、絵も内容も全く『comico』読者層に合ってないのは自覚がありまして(笑)

田舎: あははは(笑)

村田川: 「登竜門」という企画だったんですけど、「原稿料ももらえるし、修業にもなるし、とりあえずやってみよう」ぐらいの気持ちで参加させてもらったんです。なので勝ち上がるとは全く思ってなかったです。

田舎: ということは、デビューするために描いていたわけではなく、修業の一環のような感じだったんですか?

村田川: そうですね。『ドンジニア』は「とりあえず面白いと思ったら何でも描こう」というコンセプトでやっていた作品だったので、逆に言うとあまり読者さんのことをあまり意識せずに、「僕が楽しければいい」っていう感じで描いていました。それが意外と読者さんにもウケてもらえたのでびっくりしましたね。

田舎: 自分が好きなものを描いてそれがしっかり読者さんにもウケてデビューが決まるって、最高の形ですよね!

村田川: そうですね。本当にありがたかったです。

連載の開始前と後での意識の変化

田舎: 公式連載の開始前と後で何か意識の変化などはありましたか?

村田川: 描くモチベーションではそんなに変化はないですね。相変わらず「面白いと思うことをやろう」という気持ちは不変です。

田舎: 素晴らしいですね!

村田川: ただ、色々とバリエーションは出していこうと思うようになりました。毎週描かないといけないので、その中で同じようなものばかりを描き続けてしまうと飽きられますし、僕自身が病的に飽きっぽいので多分自分で飽きちゃうなと(笑)

田舎: あははは(笑)飽きないようにいろんなネタのパターンを出そうという感じですか?

村田川: そうですね。激しい話だけじゃなくてたまにはじっくりじわじわくる話を描いたり、アクションばかりじゃなくてトークも挟んでみたり……話の趣向は出来るだけ変えていこうとしてます。

田舎: ちなみにそういうネタなどはどうやって集められているんですか?

村田川: いろいろなパターンがありますが、一番ベストなのは、ぼんやりしてる時に思いつくパターンです。

田舎: ひらめきが降りてくるという感じでしょうか?

村田川: そうですね。風呂に入ってる時や家事をしてる時、その辺を歩いている時などに急に思いついて面白くて笑っちゃうような感じですね。

田舎: もうご自分で想像して笑っちゃうぐらいの?

村田川: はい(笑)そういうものはやっぱり描くときも楽しいんですよ。

田舎: すごいですね!

村田川: 毎回そんなうまくいくわけじゃないんですけどね。それ以外だと、大喜利的に考えたり。

田舎: お題を自分の中で作って考えていく、みたいなことですか?

村田川: そうですね。分かりやすい例だと季節モノでクリスマスであれば、あのメンバーで、あの会社だったらどんな展開があるだろうっていうのを考えていく感じです。あとメンバーでも、「あの人とこの人の組み合わせだったらどうなるだろう?」とか。そんな風にして膨らませていくやり方もあります。

田舎: 確かにキャラクターの個性が強くて、みんなバラバラなので組み合わせによっていろんな遊び方がありそうですね。

村田川: そうですね(笑)一応そうやりやすいようにキャラクターができています。

村田川先生の内面・経験が映し出されたキャラクター達

 

メインキャラクター3人。左から、伊勢・山田・吉田

 

田舎: キャラクターを生み出した時にモデルとなった人はいますか?

村田川: 基本的にどのキャラも僕の内面が反映されていると思います。メインの伊勢・山田・吉田の3キャラも、彼らの半分以上は僕です(笑)

田舎: えっ、そうなんですか!?(笑) 具体的にどういった部分が反映されていると思いますか?

村田川: 僕もエンジニアだったので、彼らがやっているような仕事は大体僕もやっていたんですよ。吉田で言えばチームリーダーとして、チームの運営や会議のファシリテーションなんかをやっていますよね。ああいうことも僕自身やっていましたし。

田舎: へー!

村田川: それから、ストイックにエンジニアリングをやっている伊勢ですが、僕もよくあんな感じで怒りながらプログラミングをしていることがありました。

田舎: あはは! ちなみに一番問題児の山田さんは……?(笑)

村田川: 山田は、イかれてる感じのときが結構僕に近いですね(笑)

田舎: えー!(笑)

村田川: あはは(笑)さすがにああいうテンションではないですけど、職場で「オナシャス」とか普通に言ってましたし。

田舎: すごいキャラですよね、山田さんって(笑)

村田川: そうですね(笑)おかしな部分だけをいち人格にしちゃったので、だいぶイカれているように見えますけど……まぁでも僕にもああいう面が少なからずあります。

田舎: ちなみに特に動かしやすいキャラクターはいますか?

村田川: みんな割と等しく動かしやすいっちゃ動かしやすいですね。誰かに1個問題となる行動を起こさせれば、他のキャラも自然に反応してくれるので。

田舎: 大体山田さんに問題を起こさせて……っていう感じですか?(笑)

村田川: 山田は1番起きやすいですね。ただ山田以上に、営業の武蔵野とかの方が実はやばい人間なんじゃないかっていう……(笑)

田舎: ロボット持ってきた人ですよね? たしかによく考えたら一番やばい奴の可能性ありますね!(笑)

村田川: すごい迷惑ですよね。でも実際にああいう、開発現場のことを何もわかっていないような営業の人もたまにいるんですよ(笑)

田舎: 無茶振りだけして去っていくみたいな感じですか?

村田川: そうですね(笑)あれもエンジニアの人が共感してくれる体験でしょうね。

田舎: 今後また新しいキャラクター達は登場する可能性もありますか?

村田川: ありますね。この会社はすごく大きいのでもっとどうかしたキャラも出てくると思います。

田舎: それは楽しみです! まだ1つの事業部の話ですもんね!

村田川: ええ。あの会社すごいでかい会社で自社ビルも持ってますからね。社員だと1000人超えているはずですよ。しかも営業先とか関連会社とかもあるはずなので、そう考えると……。

田舎: もう無限に続けられますね!(笑)

お気に入りのエピソード

田舎: お気に入りのエピソードはありますか?

村田川: 色々バリエーションを持たせているので、どれも違った良さがあって好きですね。その中でも読者さんに伝わるか不安になりながら描いた話は、冒険したという意味でも思い入れがありますね。公式連載1回目のハロウィンの回とか。

田舎: はいはい!

村田川: あれは基本ずっと異常な感じで話が進んでツッコミも入らないので、多分自分で笑いどころを発見できる人じゃないと笑えなかったと思うんですよ。

田舎: なるほど。たしかに異常な回でしたよね(笑)

村田川: ああいう回は、僕が自分の描きたい気持ちを全開にして、読者さんを一切無視して描いているので、ある意味楽しいといえば楽しいですね。

田舎: 先生にとっては楽しい回でもあるんですね。好きなことを全力で描いているわけですもんね!

村田川: ただ、意外にもコメントを見ると悪い意見がほとんどなかったので、予想外で嬉しかったですね。でもやっぱりコメントをくださる方は元々僕の漫画に対して好意的な方が多いと思うので、そうじゃない方にも楽しんでいただけるように描かないといけないなとは思いますね。

好きじゃなくても詳しくなくても楽しめるストーリー作り

田舎: 具体的に、ファンの方以外にも楽しんでもらえるように気をつけていることは何ですか?

村田川: 具体的なことでいうと、専門知識とかマニアックすぎる話を出して壁を作らないようにはしていますね。あとは、『ドンジニア』を描き始めるにあたって影響を受けたテレビ番組がありまして。『Top Gear』っていう、イギリスのBBCがもう40年以上やってる車の番組なんですけど。

田舎: 車の番組ですか。どんな番組なんですか?

村田川: 車のレビューとかもやるんですけど、基本的には車を使ったバラエティ番組ですね。番組も超車好きの人達3人でやっていて、知識も本当に凄くて時々すごいマニアックなよくわからない話も出てくるんですけど、めちゃくちゃ面白くて、どうしてこんなに面白くできるんだろうって分析をして『ドンジニア』に反映させています。

田舎: その『Top Gear』からどういう部分で影響を受けていると思いますか?

村田川: やっぱり、車好きの人はもちろんすごく楽しめるんでしょうけど、車好きじゃない人でも十分に楽しめるっていうところですかね。一見マニアックそうな番組なんですけど、車を使った企画が大掛かりなのにすごく馬鹿馬鹿しくて、誰でも楽しめるんですよ(笑)

田舎: たしかに『ドンジニア』にも通ずる部分ですね!

村田川: はい。「登竜門」の一個前の「ベストチャレンジ」の時はまだその番組を観てなかったんですけど、「ベストチャレンジ」が一段落してから観始めて、「これはやばいぞ」と思って研究し始めました(笑)

シュールではなくナンセンスを描きたい

田舎: 『ドンジニア』ってなんとなくアメリカのアニメみたいな絵柄だなと思ったんですけど、そこに関しては影響を受けた作品などはありますか?

村田川: 意外かもしれないですけど、僕自身が特に影響を受けたのはディズニー作品ですね。今でもディズニー映画は公開されたら公開当日か翌日ぐらいには観に行きます。

田舎: 特にどういうところが好きですか?

村田川: やっぱり話作りも上手いですし、キャラのデザインなども世界一のメンバーを集めてやっていますし、学ぶものがすごく多いんです。ディズニーのように少ない線でキャラクターを生き生きとさせるにはどうすればいいんだろうっていうのを勉強してるうちに自然と今の絵柄になってきました。あとはやはり藤子・F・不二雄先生の影響もありますね。

田舎: そうだったんですね。僕勝手に『パワーパフガールズ』みたいなカートゥーン・ネットワークの作品を想像していました。

村田川: よく言われます(笑)でも『パワーパフガールズ』は逆に観てないですね。『ドンジニア』に影響を及ぼしているアニメでいうと、「ディズニーチャンネル」のオリジナルアニメなんですが、『フィニアスとファーブ』ですね。本当にアメリカらしいものすごくナンセンスなアニメで、死ぬほど影響を受けてます。

田舎: どういうところが影響を受けてらっしゃるんですか?

村田川: ナンセンスなギャグという面で影響すごく受けていますね。物理法則を無視していたりとか「急にそんなことが起こるのか」みたいな展開とか。僕よく、シュールって言われるんですけれど、シュールとナンセンスって微妙に違うと思うんですよね。

田舎: と言いますと?

村田川: シュールっていうのは本当に文脈をぶった切って全く違う文脈が繋がることだと思うんですけど、ナンセンスはギリギリのところをつないで成立させるっていう笑いだと思うんですよ。そういった意味で、ナンセンスな笑いというところをすごく学ばせてもらっています。

作品に読者が関われる余地を

田舎: 『ドンジニア』には毎回多数のコメントが寄せられていますが、印象的なコメントなどはありましたか?

村田川: 僕は漫画の中であまりツッコミを描かずに読者の方に笑いどころを任せているんですけど、そこをうまく汲み取ってもらえたのが分かるコメントは特に嬉しいですね。読者さんとコミュニケーションが成立した感じがして。

田舎: 確かに、『ドンジニア』にはツッコミ役がいないですもんね。

村田川: たまに新人の水沢がちょっとツッコんだりしますが、ほとんどはツッコミなしで「ここが笑いどころなんだろうな」って読者さんに匂わせる程度にしています。

田舎: そこには何かこだわりがあるのでしょうか?

村田川: そうですね。やっぱり読者さんに対して、作品と関わってもらいたいっていう想いがありますね。「これは何を笑わせたいんだろう?」って読者さんが自分で考えないといけないんですけど、でもその中で見つけられた面白さってすごく心に残るし、響くんですよね。そういう部分で読者さんが作品に関われる余地を入れたいなと思って、ツッコミがないスタイルにしています。

田舎: なるほど。読者さんの心に残るように工夫されているんですね。

漫画を描くこと

離れても近い、漫画との繋がり

田舎: 先生は普段漫画は読まれますか?

村田川: 今はほとんど読まないですね。一番リスペクトしている漫画家さんが藤子・F・不二雄先生で、本棚に『藤子・F・不二雄大全集』があるんですけど、それ以外に漫画はないです。子供の頃は漫画ばっかり読んでいる漫画少年だったんですけど。

田舎: どうして読まなくなったんですか?

村田川: ジャズにハマったんです。大学に入ったらジャズ研究部があって、そこでサックスを吹き始めたんですよ。感動するし、遊べるし、短い時間で心を動かせるし、「漫画より面白い……!」と思ったんです。他にもサーカスにハマり出したのもありまして。そういうライブの娯楽が楽しすぎて、漫画を読むことに魅力をあまり感じなくなったんですよね。

田舎: そうだったんですね。一旦漫画離れして、そこから漫画を描こうと思ったきっかけというのは?

村田川: いや、漫画を読まなくなっても、ずっと描いてはいたんですよ。真面目に描いていたわけではないので、絵は下手なままだし素人みたいなもんですけど。

田舎: 読まなくても描くのはずっと好きだったんですね!

村田川: はい、叔母から聞く話によると、どうやら僕は2歳の頃から漫画家を目指して漫画を描いていたようで。

田舎: 2歳から!? 史上最速じゃないですか!?(笑)

村田川: あはは(笑)漫画に魅力を感じなくなった時でも、漫画を描きたくなっちゃって、描かないと不安になる、というか。自分にとって、思いついたことを表現する一番の方法が漫画だったみたいです。

田舎: なるほど。漫画を読むのが好きなのと描くのが好きなのって別なんですね。

村田川: そうですね。で、なんだかんだでエンジニアがメインの職業になったんですけど、2年ほど前にエンジニアも飽きてきて……。

田舎: なるほど(笑)

村田川: 僕は病的に飽きっぽいので(笑) 漫画で描きたいネタも溜まってきてたし、一旦エンジニアを辞めて1年ぐらいがっつり漫画を描いてみようかなと思って始めたんですよ。その途中で、「登竜門」が始まって今に至ります。

田舎: すごいですよね。華麗に転身したというか、今では完全に漫画家としてプロになられて。

村田川: そうは言っても今は駆け出しで修業時代みたいなもんですから、将来に向けて蓄えられるような収入はないんですよ。正直、僕には経済的なハングリー精神がなくて、もし漫画で売れなければまたエンジニアに戻ってお金稼げばいいやって思ってるんです。

田舎: なるほど。ある意味気軽にやっている方がいいのかもしれないですね。

自分が本当に面白いと思えるものを描きたい

村田川: 実は僕、漫画業界に違和感を持っていることがありまして。どうしてもみんな漫画が売れることだけを考えてしまうんですよね。「売れなくちゃ悪」という強迫観念のようなものがあると思うんです。そうすると、みんな同じように売れているものを分析し始めたり、売れ筋に寄せちゃったりし始めるんですよね。

田舎: 確かに、流行り廃りがけっこう顕著に見えるときがありますよね。

村田川: でもそれって作家本人が面白いと感じて生まれている世界ではないし、どこかで見たことがあるような新鮮味のないものになっちゃうと思うんです。だから僕はそういう状態に陥らないように、経済的なことは心配しないで、「これが俺の島だ。好きな人は来て下さい」というスタンスで描いてます。

田舎: かっこいいですね! それで今ちゃんと読者さんがついて来てくださっている状態ですもんね。

村田川: ありがたいですね。ただ、経済的に豊かではないので、続けられなくなったら辞めちゃいます(笑)

田舎: じゃあ続けてもらうためにも頑張ってPRしないと……。

村田川: あはは(笑) 僕がこういう姿勢なのに、めげずにプロモーションの話などを持って来てくれる担当さんや広報の方には本当に感謝しています。僕一人だけだとどこにいっちゃうかわからないので。

漫画以外の娯楽からもインプット

田舎: 『ドンジニア』の1番の魅力はどこだと思いますか?

村田川: やっぱり、「他の漫画には似ていない」、「珍しい」というところですかね。

田舎: あーなるほど。

村田川: さっきも言いましたが、ほとんど漫画を読まないので漫画以外のところから色んな面白さを引っ張って来てるんですよね。さっき言った『Top Gear』やディズニー、ジャズ、サーカスもそうですし、それ以外にも「能」とか。

田舎: 「能」ですか!

村田川: 能とか狂言ですね。

田舎: 趣味が多いですね……! サーカス、ジャズ、能、狂言……。

村田川: そうですね。病的な飽き易さも相まって色んなものを観ているんですけど、その中からいいなと思ったものを吸収して……。漫画に詳しいだけの人じゃ見つけてこれない面白さだと思うので、そこは1つの僕のウリなんじゃないかと思っています。

今後描いてみたいお話

村田川: 以前、サーカスの漫画を描いてみたことがあるんですけど、それはあんまり面白くならなくて(笑)

田舎: あはは(笑)

村田川: 実は今、それをリメイクして描きたいって思ってます。

田舎: そうなんですか! 『ドンジニア』以外にも描きたいものがあるんですね。

村田川: 色々ありますね。3つぐらいネタが溜まっているものがあって。

田舎: その1つがサーカスですか?

村田川: はい。

田舎: 他にはどんな?

村田川: 1つは『comico』の「ベストチャレンジ」には出したんですけど、『メトロブルー』っていう近未来のゆるーいサイバーバンクの話ですね。あともう1つはジャズのお話です。

田舎: やはり好きなものを描きたいというお気持ちが強いんですね! どれも読んでみたいです!

読者の方にメッセージ

田舎: 最後に、応援してくださっている読者様に何かメッセージを一言いただけますか?

村田川: 読者数を増やすことをまったく考えてないような、ヒットを考えていないような、僕の思うがままに作っている漫画を読んでくれて本当に嬉しいです。どこにニーズがあるか僕自身もわかっていないですし、編集部の方もわかっていないので、できれば口コミで、これを読むだろうなという人に広めてもらえると助かります(笑)

田舎: あはは(笑)

村田川: あと、『ドンジニア』自体は「ベストチャンレンジ」で2016年から始まっていまして、そこから考えるともう2年で、大幅に変わってまして、多分、今公式連載が始まって、今後1年でさらに凄まじいスピードで変わっていくことが予想されます。変化は激しいと思いますが、惑わされずに読んでくれると嬉しいです。

田舎: 今日は楽しいお話をありがとうございました。

村田川: こちらこそありがとうございます。

まとめ

村田川先生はとても気さくな方で、終始楽しいインタビューでした!

ディズニー、ジャズ、サーカス、能など本当に多趣味な方で、いろいろともっと聞きたいことがありすぎて時間が足りないほどでした!(笑)

取材後、Comee宛にサイン色紙を描いてくださり、一緒にお写真を撮らせていただきました。

 

 

普段、デジタルで漫画を描いているため、色紙に直筆でイラストとサインを描くのは初めてだそうです!

貴重な、初直筆色紙をありがとうございます!

村田川先生の『ドンジニア』は『comico』で公開されていますので、未読の方は是非読んでみてください!

新感覚IT系コメディーにきっと夢中にさせられます。

 

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