『DEATH NOTE(デスノート)』は、デスノートという名前を書くことで人を殺せる殺人ノートで犯罪者を裁いて新世界を創ろうとするキラと、キラを大量殺人犯として捕まえようとするLとの戦いでした。
キラは自分を捕まえようとする者も悪とみなして殺すため、世界最高の探偵であるLを最大の敵と捉え、殺そうとしていました。
物語中盤でキラはLを殺すことに成功しますが、Lの意志を継いだ後継者のニアとメロによって、キラの正体を暴かれて最終的には死ぬことになってしまいます。
今回は、もし最初からキラがLと戦うことを避けていれば、捕まらずに犯罪者を裁き続けることができたのではないか? という疑問を考察します!
キラである夜神月(やがみライト)の目的
デスノートを手にして犯罪者を裁いていったことで、世間からキラと呼ばれる存在になった夜神月(やがみライト)。
彼は法律で裁けない犯罪者や、警察が捕まえられていない犯罪者をデスノートで裁き、犯罪のない正しい世の中を作っていくことが目的でした。
Lたちからは大量殺人犯として扱われてしまったものの、世間ではキラ賛成派も多く、物語が進むにつれて反対派の数を上回るようになります。
殺人という行為をしてはいるものの、月なりの信念があるため、ただの殺人鬼というわけではありません。
Lを殺すというのはあくまで自分の正体がキラであるとばれて捕まってしまうのを避けるため。
Lを殺すことでより確実に本来の目的である犯罪者を裁く行為が実行できるようになります。
Lと正面から戦った月
キラによる犯罪者の殺人は心臓麻痺による死亡ばかりだったため、そもそも最初は自然現象だとか天罰だとかそういったものの可能性も考慮されていました。
Lは殺しの手口から人間が何らかの方法で殺していると考え、テレビの生放送でキラに宣戦布告をし、キラの反応を探ります。
キラはLと偽って生放送に映っていた犯罪者を殺してしまったので、Lにキラという人間が実在することと、名前と顔が分かればどこにいても心臓麻痺で殺せることが証明されてしまいます。
それからはお互いに、どちらが先に正体を暴き、それぞれの目的を達成するかを戦うことになります。
ライトは犯罪者を裁きつつ、Lを見つけて殺そうとしていました。
しかし、ここでキラはLを探して殺す必要はあったのでしょうか。
メリットもあるけれども、デメリットも大きいんですよね。
Lと戦うメリット
デスノートは現実には存在しない道具ですし、顔と名前さえ分かっていれば、どこにいてもノートに名前を書くだけで殺せるものであるため、殺人しても足がつくことはなかなかないです。
ですが犯罪者を裁きたい月にとって自分が捕まることは絶対にあってはならないことであるため、世界最高の探偵であるLは脅威の存在だったと思います。
偽物のL殺しでキラの存在を証明されてしまい、Lに一本取られた形なのでなおのこと警戒することでしょう。
Lを見つけて殺すことができれば、月ほど頭の回る人物はそうそういないので、犯罪者裁きを続けるのが楽になります。
Lと戦うデメリット
Lの顔と名前を知ればデスノートで殺すことができますが、Lは誰にも正体を知らせずに姿を隠している探偵なので、探るのは容易ではありません。
Lは日本警察と協力して捜査することになったため、月は警察庁刑事局局長の父親・夜神 総一郎(やがみ そういちろう)を利用して、捜査本部に近づきLの正体を探ろうとします。
自分からLに近づいていくのは、自分の正体を探られる危険と隣り合わせです。
月はLより自分の方が探り合い騙し合いで勝てる自信があったのでしょうが、Lも月と接している内にどんどんキラではないかという疑いを増していました。
Lと戦うということはキラの正体がばれるリスクを上げることにも繋がります。
Lと戦わなければキラの正体はばれなかった?
月はキラを捜査する者も殺す対象としているため、自分の身辺を調査していたFBIを全員殺しています。
しかしFBIの顔と名前を知ることができた人物となると限られてくるので、こういったところから徐々にLに正体を絞られることとなってしまい、月は最もLに疑われる存在となっていました。
こういった挑戦的な行動を取らず、最初から犯罪者の裁きだけを続けていれば、月がキラであると結びつけるのは難しかったのではないでしょうか。
もちろんそれだと月もLの正体を探ることはできませんが。
ノートで人を殺せるという非現実的な方法はなかなか想像できませんし、いざということがあってもノートさえ見つからなければ証拠はでません。
最初から生放送の偽物のLも殺さず、Lの捜査を全て無視していればキラの正体はばれなかったのではないかと思います。
月を尾行していたFBIも、月がキラだとは思えないと判断していましたからね。
最大の問題は第二のキラ・弥海砂(あまねみさ)
基本的にLや警察を全て無視して犯罪者裁きだけをしていれば、殺す手段が月しか知り得ない「ノートによる殺人」である以上、正体がばれることは先ずないと思います。
しかし、最大の問題は第二のキラ・弥海砂(あまねみさ)です。
月は死神・リュークのノートを拾いましたが、海砂は別の死神・レムのノートを拾ったキラ。
海砂はキラに憧れて、テレビ局を利用して第二のキラが存在することを証明し、キラに会おうとしました。
月は第二のキラの出現は予想外で、また自分に会うために大胆に行動を起こしすぎている海砂を警戒していました。
海砂は月と違って頭が良いわけではないため、放っておけばいずれLに逮捕されるのは目に見えています。
逮捕されてしまうと「ノートによる殺人」というのが警察側に知られてしまうので、キラの情報アドバンテージを失ってしまうんですよね。
殺人手段が知られてしまえば、Lを放置して犯罪者裁きだけしていても、いずれ月の正体が発覚する可能性は十分あると思います。
そのため、第二のキラが現れてしまった時点で、月は第二のキラと接触して護るか始末する必要が生じ、そこから捜査に足がつくことになります。
こうなるとLを放置することはできなくなってくるでしょう。
まとめ
「世界に存在するデスノートは、月が所有する一冊のみ」という条件であれば、「ノートによる殺人」という殺人方法を知っているのは月のみなので、Lとの戦いを避けていれば捕まらなかったのではないかと思います。
ただし第二のキラが現れた時点で、月が隠れているだけではいけなくなってしまうので、どのみちLと戦わなければならなかったでしょうね。
月はプライドが高いので、そもそもLの宣戦布告を無視するという選択ができなかったのだと思います。
単純に裁きだけをせず、自分が神になろうとした傲慢さが仇となった気はしますね。
このノートに名前を書かれた人間は死ぬ…。死神 リュークが人間界に落とした一冊のノート「DEATH NOTE」。ここから、二人の選ばれし者「夜神月」と「L」の壮絶な戦いが始まる!! かつてないスリルとサスペンス!!
引用元:Comee.net
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