【インタビュー】漫画アプリ『Palcy』で大人気!王道少女漫画『嫌いになります、佐山くん!』の作者、七都サマコ先生に裏話からプライベートまで全部聞いちゃいました。

【インタビュー】漫画アプリ『Palcy』で大人気!王道少女漫画『嫌いになります、佐山くん!』の作者、七都サマコ先生に裏話からプライベートまで全部聞いちゃいました。
     

月刊誌で漫画を連載していた元漫画家で現よしもと芸人。よしもと漫画研究部の作画担当。

   

本当はイケメンより女の子が好き……!?(そしてアイドルも好き!)

高橋: 『pixiv』の作品も拝見したんですけれど、『嫌いになります、佐山くん!』は七都先生の得意分野ですよね。クールな男の子が可愛い女の子と恋愛するという。

七都: 私が『なかよし』『りぼん』『ちゃお』などを読んでいた頃は「ヒロインが可愛い!」っていう漫画が多くて、そこに影響は受けています。

高橋: 若菜ちゃんもやっぱり「可愛く!」っていうのを意識されているんですね。

七都: 可愛く! ……したい(笑)

高橋: 可愛いですよ!(笑)

七都: 連載始める時に、主人公を可愛く描きたくて、あんまり可愛く描きすぎると現実味がないかも……という不安もあったんですけど、今のところコメントを見る限りは応援してもらえてるので良かったです。

高橋: 女の子が好きそうな女の子像ですよね。可愛いけど作っている感じがあんまりないというか……言う事はちゃんと言う感じが。

七都: あぁ……良かった……。

高橋: そんな、消え入りそうな声で……(笑) そこはあまり意識せず描かれていたんですか?

七都: 嫌われないといいなっていうのはありましたね。私、女子を描くのが好きで。私生活でも女子アイドルが好きなんですよ。

高橋: そうなんですね! ちなみに誰が好きなんですか?

七都: ハロプロです。

高橋: 私も大好きですよ!

七都: え、本当ですか?

高橋: 割と本気で大好きです!(笑)

七都: 前の連載の時に、「モーニング娘。」の飯窪春菜さんに帯を書いてもらったんですよ。それも、私がずっと打ち合わせの度に「ハロプロがね……」みたいな事を言ってて、アイドルものの連載してたんで……。

高橋: はいはい! 覚えてます! 飯窪春菜さん漫画の帯書いてましたね!

七都: ……あれ、私。(ドヤ顔)

高橋: すごい! 本物だ!!!(笑)  描くだけじゃなく、女の子自体が好きなんですね。

七都: そうですね。

高橋: では、やっぱり今描いてて1番楽しいのはヒロインですか?

七都: ヒロインの赤面が最っ高に楽しいですね。「これを描くためにやってる!」って。あ、でも赤面自体が好きなので、佐山くんでも津田くんでも、赤くなってくれると、ああ、1番美味いところだなって思います。

キラキラしたトーンはご褒美!

高橋: 漫画を描くうえでこだわっている部分ってありますか?

七都: そうですねぇ……私何にこだわってるのかな……。あ、モノローグはこだわっています! 友達に“サマコポエム”って呼ばれているんですよ。「よくそんな恥ずかしいものポンポン描けるな」って(笑)

高橋: お友達にイジられてるんですね(笑) ちなみに自分の中での一番好きなモノローグ、ありますか?

七都: 9-3話はお気に入りですね。

 


©七都サマコ/講談社・pixiv

 

七都: あと前に、担当さんに「セリフの無いページがお上手ですね」って褒めてもらって、それは凄く嬉しかったですね。

高橋: 画面作りが繊細だから、セリフがなくても空気感が伝わってきますよね。これまでの作品と『佐山くん』で、変えた事はあるんですか?

七都: 画面作りは変えましたね。強いベタを減らして、雰囲気トーンがめちゃめちゃ増えました。今回少女漫画に振り切ってやってるんで、描いてて楽しいですね。

高橋: 黒髪をキラキラしたトーンで処理する、あの手法ですね。

七都: そうそう! ほわほわ~みたいな。以前まではどっちかっていうとこっちの作風だったんです。デビューする時に、「男性も読む風にしたい」っていう気持ちがあって、少女漫画感をやや抑えたほうにいってたんですけど、戻ってきました。前の連載もすごく楽しかったんですけど、今のほうが無理はしてないなって。

高橋: 自然体で描けているんですね。漫画を描いていて、1番楽しい作業ってなんですか?

七都: キラキラしたトーンを散りばめてる時ですね。最後のご褒美感はあります。

最近の女子高生事情に苦戦気味……!

高橋: 描いてる時に苦労されることなどはありますか?

七都: 高校の記憶が遠いことですね……。「今時の高校生は果たして……?」みたいな。10話で私服を描いたんですけど「女子高生の私服がわかんない!」ってなって、『Seventeen』を読んで勉強しました。

高橋: 制服の着こなし方が、私達の時と全然違うんですよね。スクールバッグよりもリュックが可愛いってなってるし。

七都: そうなんですよねー。今の女子高生はスカートが長くて靴下が短いんですよ。色々知りたいので、「女子高生の友達ほしいな~」って思っています(笑)

高橋: 女子高生の友達ですか!? 読者さんにTwitterでDM送ってみるとか……?

七都: 「私とお友達になってください」……(笑)

高橋: めちゃめちゃ怖いですねそれ!(笑) 実際に高校生の子に取材とかはされたりしないんですか?

七都: してないですね。だから実際に女子高生が読んだら、「違う!」って思われてる可能性はあります。

高橋: それは怖いですよね。最近の男子高校生の実態もわからないですし。

七都: わからないですね。それこそハロプロが好きなので、女子高生のブログをいっぱい読む事はしてるんですけど(笑) 「あ、女子高生ってディズニーランド行くとこうなんだ」「こういうのつけて写真撮るんだ」みたいな。

高橋: ハロプロは、メンバー同士で行ったりしてますからね。難点を言えば制服の画像が上がってこない事ですね。

七都: そうですね。制服の着こなしはわからない……。

高橋: そこは『Seventeen』で補完されてるんですね。

七都: そうです。『Seventeen』にはハロプロ所属の佐々木莉佳子ちゃんがいるので。

高橋: 趣味と実益を兼ねているんですね!

七都: 担当さんと2人でサイト見て、「これでは?」「これでは?」って言い合ってます(笑)

高橋: 作品内のスクールバッグは指定の鞄っぽいですが……。

七都: これは、「指定なんだろうなー」みたいなのを最初にデザインして、アシスタントさんに描いてもらってますね。制服に関しては、若菜ちゃんはそれほどトレンドに敏感なタイプでは無さそうなので、ハイソックスでいいかなって。

 


©七都サマコ/講談社・pixiv

 

高橋: 真面目なキャラクターですからね。

七都: そのかわり友達のソックスをくるぶしにしたりとかしてます。

七都先生の“プチ”プライベート情報!

先生のルーツ! 好きな漫画・影響を受けた漫画家さん

高橋: 先生はどんな少女漫画を読まれてきたんでしょうか。

七都: 2歳くらいの時に引っ越して、周りに友達が全くいない状態になって、遊ぶ子がいなかったから、漫画を買ってもらってたんですよね。3歳くらいから、『なかよし』とか読んでて。

高橋: 影響を受けた漫画家さんはいらっしゃいますか?

七都: うーん……種村有菜先生ですかね……。絵とかめちゃめちゃ真似しました。そこから、中学くらいの時に、高尾滋先生にどハマりしまして。

高橋: 『なかよし』『りぼん』から、『花とゆめ』系に行ったんですね。

七都: 『てるてる×少年』とか。あと『ディアマイン』好きです。種村有菜先生が“強い”画面なんですけど、高尾滋先生は結構あっさりしてるので。

高橋: 確かに。高尾先生は、少女漫画っぽくないけど綺麗な絵柄ですね。今も漫画は結構読まれるんですか?

七都: 読みますね。でも、今漫画が増えたじゃないですか。だから全然読みきれてないんですけど……。最近、電子で買ってたのに、やっぱり紙でも欲しくて買い直したのが、『少年ジャンプ+』でやってる、『左ききのエレン』です。

高橋: 今、凄い流行ってますよね!

七都: でも、もっと話題になってほしいなーって思ってますね。連載、1話目から読んでたのかな? 最初普通に読んでたんですけど、心に刺さりすぎて……。この間、紙でも一気にガッ!って買い直して。お風呂では電子で読んで。

高橋: 今の少女漫画は読まれるんですか?

七都: 読みます読みます。『りぼん』を読んでた時期が1番長いんですけど、小学生の間ずっとだったので。一時期、漫画疲れを起こして読めなくなった時期があるんですけど、そこから電子でスマホでお風呂で読むっていうのを覚えて、めっちゃ読むようになりました。電子も持ってて紙の単行本も持ってて、っていう事が結構ありますね。

 

高橋: あ、わかります! 電子の方が手軽で読みやすいけど、紙でも欲しくなりますよね。

フランスの帰国子女!? 先生の学生時代のお話

高橋: ちなみに『佐山くん』は生徒会を舞台にした作品ですが、先生も生徒会に入られてたんですよね。その経験も何か活かされていたりするのでしょうか?

七都: どうですかね!? どうなんだろう……。

高橋: 私は生徒会に入った事がないのであんまりイメージができないです。

七都: でも生徒会に入ってたのは中学の時だったので。私、中学が特殊で、海外にいたんですよね。

高橋: え!

七都: 日本人学校だったんですけど。中等部全体で、ほんと5、60人とかの規模だったんで、その中の生徒会だったので、果たして正規の生徒会なのか……。

高橋: いやいや立派な生徒会ですよ! 海外、どちらにいらっしゃったんですか?

七都: フランスに……。

高橋: かっこいい! 漫画の登場人物みたいじゃないですか!

七都: いやいや……。

高橋: フランス語は今も喋れるんですか?

七都: 全然です。日本人学校入っちゃってたんで。ただ当時、1人で出歩いて、バスとか電車とか乗れて、お店で飲み物買うくらいはできてたので。

高橋: なるほど。ある程度は喋れたんですね。

七都: でももう、何もわからないです。

高橋: 他に、実生活、例えば恋愛体験とかで、漫画に活かされたなっていう事はありますか?

七都: いやどうかなー……実体験とかよりは、もろフィクションとして書いてるので、読んできた漫画とかのほうが、影響は大きいと思いますね。

高橋: あくまで漫画として描いていると。

七都: そうそう、こういう漫画を描いているから、「こういう事したいの?」って聞かれることもあるんです。でも私はそこは違うなぁって思いますね。

先生にもわからない『佐山くん』の今後の展開

ネーム中に動き出す物語

高橋: 今は連載は1本ですか?

七都: 1本ですね。以前はお仕事の話があればとりあえず聞きにいったりもしていたのですが、キャパシティが足りてないなって。今は『嫌いになります、佐山くん!』以外には連載持ってないですね。

高橋: 毎週更新されてますもんね。週刊連載というか。

七都: 更新自体は週刊なんですけど、原稿自体は2週ぶんとか1ヶ月ぶんをまとめて提出する形なんです。だから月に1回締め切りがあるんですけど、月刊連載してた時より若干キツイですね(笑)

高橋: ページ数は月刊の頃から増えてはないですよね?

七都: おまけとかがあるからかな? 本編、おまけ、本編、おまけって描いているので。

高橋: 確かにそれは大変ですね……! 今言える範囲で、今後の展開の構想があったら教えていただけませんか?

七都: そうですねぇ……。描きながら、ちょっと変わっていく事とかもあるんですよ。あんまり今こうなりますって言っちゃって、実際違う方向に言ったら申し訳ないので……(笑)

高橋: その時その時で変わっていくんですね。

七都: 最初、プロットをテキストで作るんですけど、割とその通りにネームを描けた試しがなくって……ネーム描き出すと、「こんな事言わせたい!」とか、「こういう顔にしたい!」とか、結構……4割くらいは変わるので……。

高橋: 4割も!

七都: だいたい3話くらい先まで考えておくんですけど、1個ネーム終わったら、「あ、着地点が違うから変えなきゃ」って事があります。

高橋: ということは、今後の展開は、先生でもまだわからない部分が多いんですか?

七都: そうですね、大まかにはありますけど、多分ここから描いていって、「こういう事を言わせたい」とか、「こういうシーンを描きたい」とか出てくると思うので、それを取捨選択しながら作ってこうかな、という感じです。

みんな好き! 嬉しかったコメントと読者に向けたメッセージ

高橋: お話が更新される度に、コメントが凄くいっぱいきてますよね。特に嬉しかった、印象的なコメントってあったりしますか?

七都: ありがたい……。もちろん全部嬉しいです。しっかり読んでくれてたんだなぁって伝わるコメントなんかは特に嬉しいです。あと「佐山派」とか、「津田派」とか、「選べない!」みたいなコメントを見るとすごいニヤニヤします。

高橋: こんなにカッコいい男の子が2人いたら悩みますよね。

七都: 最近、「いい加減な主人公がイケメンに取り合われてもなんじゃそりゃってなるけど、若菜が可愛いからもっとやって」って。嬉しかったです。取り合われても納得のいく主人公になってるのかなって。

高橋: おお~!

七都: この現状を受け入れてもらえているんだ……って。

高橋: イケメンが惚れてもおかしくないくらい魅力的な主人公って事ですもんね。

七都: 主人公がそう見えていたら嬉しいなーと思いました。

高橋: コメントもしっかり確認されているんですね。

七都: そうですね。もう「みんな好きっ」って感じです。コメントくれてる人がみんな幸せになればいいのに!

高橋: 私も帰ったらコメントします(笑)

七都: じゃあ幸せ祈ります(笑)

高橋: それでは最後に、そんな読者さんに向けて、何か一言お願いします。

七都: ついに1巻発売なので、お手に取っていただいて、アプリのほうでも引き続き応援していただけたらなと思います。

高橋: ありがとうございました!

まとめ

いかがだったでしょうか?

七都先生はとても気さくな方で、趣味が合うという事もあり、あっという間にインタビュー時間が過ぎてしまいました。
(大幅カットしていますが、この10倍くらいはハロプロの話をしてしまいました……笑)

最後に旅行のお土産もくださり、作品の雰囲気そのままの、優しい、可愛らしい方でした!

七都先生、ありがとうございました!

 

めちゃくちゃ素敵な色紙をいただきました! 大切に飾らせていただきます!

 

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